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【お気に入りの逸品】M様邸 No.828 ~茶釜をはじめとした茶道具~

2022年10月18日(火)
リノベーションの先輩に、おうちのなかのお気に入りアイテムを紹介していただく「逸品」コラム。
今回は、20年ほど住んだマンションをリノベーションしたばかりのご夫婦。
新築だったマンションに引っ越してきた当時は小学生だったお子さまたちも、それぞれ独立。
夫婦おふたりのこれからの暮らしをより快適に、心豊かに過ごすために、内装や設備などを吟味されました。
リノベーションで定位置を手に入れたもの、新調されたものを中心に、夫人からお話を伺いました。
  

リノベの最初の希望は「小上がりの和室」

M様から最初にご紹介いただいたのは、このコラムでは初めてとりあげる「茶道具」です。

今では茶道歴10年以上にもなるM様。
そもそも最初のきっかけは、子どもたちの保育園で茶道に触れたことでした。
「園長先生が茶道の先生で、子どもたちにも教えてくださって。年長さんの時にこれまでの総仕上げとして保護者を園に呼んで、子どもたちがお茶をおもてなししてくれたんです」。
普段は活発でじっとしていられない子どもたちが、お茶を点てる凛とした姿に感動したM様。
「それから、いい先生との縁にも恵まれて。お茶を始めてから2年くらいの頃でしょうか。袱紗(ふくさ=道具を拭き清める絹の布)を買いに行ったお茶道具屋さんで、ある茶釜と出会ってしまいました」。

茶釜!それはお茶を始めるとみなさん揃えるものなのですか?とお聞きしたところ「いいえ」と笑うM様。
お茶の先生にも、「買ったの?!」と驚かれ、自分でも「よく買ったなぁ」とドキドキしたそう。
たくさんの茶道具が揃うお店のなかで「他ならぬその茶釜が、わが家にある景色が目に浮かんだ」といいます。
選んだのは、たまたまアンティークのものでしたが、その経緯や骨董としての価値よりも、道具としての佇まいに心惹かれたそうです。

他にも桑小卓(くわこじょく=棚物の一種)や水差し、柄杓なども揃えたものの、「茶釜は出窓に置いたものの、それ以外は置き場所もなかったため、普段はしまっていることが多かった」というM様。
そのため、リノベーションにあたっての希望はまず「小さくてもいいから、小上がりの和室が欲しい!」。
小上がりの一部は格子で仕切って、その横に茶道具と茶釜を置いて…と、かなり具体的にイメージされていました。
スタイル工房のプランナーからも、フローリングにも馴染みのいい縁なし半帖畳の提案があり、和室が完成。
電熱式の風炉(ふろ=お湯を沸かす道具)も手に入れ、ご自宅で気軽にお点前を楽しんでいるそうです。

リノベのネタ帳|お気に入りの逸品 茶道具
【逸品Data】
茶釜:アンティークで当時30万円ほど
全て横浜市内の茶道具屋にて購入

今回お話を伺ったMさま邸はコチラ
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