【お気に入りの逸品】M様邸 No.828 ~ルイスポールセンのダイニング照明PH5~
2022年11月22日(T)
- Vol.1:茶釜をはじめとした茶道具
- Vol.2:グラフテクトのダイニングテーブル
- Vol.3:ルイスポールセンのダイニング照明PH5
グレアフリーの光に癒されて
リノベーションでお気に入りのダイニングセットも揃え、それに合わせた照明が3つ目の逸品です。「ルイスポールセンのPH5」といえば、こちらのコラムでも登場したことがありますね。
デンマークのプロダクトデザイナーであるポール・ヘニングセンにより、1958年につくられた「PH 5」。
いまや世界中で愛されている名作照明を、M様もドラマのセットなどで何度も見て憧れていたそう。
3枚のシェードによって、どこから見ても光源が直接目に入らないグレアフリーデザイン。
優美な曲線は対数螺旋と呼ばれる巻貝のカーブを応用したもので、光をやわらげつつも効果的に届けてくれます。
「私は最初から照明はコレ!と決めており、娘と2人で盛り上がっていました。でも、実は夫が少し心配していたんです。ダイニングテーブルで、新聞を読むときに暗いんじゃないか?って」。
そこで、六本木の販売店に赴き、PH5の取り入れ方について色々相談をしたというM様ご夫婦。
「店員さんにお聞きしたところ、北欧ではひとつの照明だけではなく、おうちのあちこちに間接照明を置くのが当たり前なんですってね」。
そこでリノベーションでは、キッチン側にライトレールを設置することに。
充分な明るさを確保しつつ、照らす場所や光量を調節できるため、シーンに合わせて使い分けることができます。
色はオーセンティックなホワイトを選び、シックな空間に合わせました。
普段はおふたりともお仕事で忙しい日々ですが、夜はこの照明のもとでゆったり。
「ゆったり…といっていいんでしょうか。ついウトウトしちゃうことも多くて」と笑うM様。
きっと、それほど居心地がいいということなのでしょう。