【プランナー監修】リノベーションでつくるパントリー!ポイントを事例をもとにご紹介
リノベーションで改善したいおうちの大きな課題といえば「収納不足」。とくに雑多なものがあふれがちなキッチンに「パントリーがあればいいのに」と考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、パントリーをつくる時のポイントや注意点、人気のデザインなどを、事例をチェックしつつプランナーに解説してもらいました。

チーフプランナー 渡辺
二級建築士、スタイル工房チーフプランナー
マンション、ツーバイや築古の戸建てなど、難易度の高いリフォームにも数多く携わる。お客様やメンバーと共に心地の良い暮らしを導き出す。
――――――――――――――――
目次
- リノベーションでは「何をしまうか」と「動線」を重視
- パントリーリノベーションの一番人気!アール入り口&無印のケース
- 調理家電も置けるバックヤードとしてのパントリー
- スペースを有効利用して、ミニマムでも充実の収納力
- マンションリノベーションでパントリーをつくるには?
- まとめ
――――――――――――――――
リノベーションでは「何をしまうか」と「動線」を重視
買い置きの量や家電の数など、おうちによって様々
パントリーとは、キッチンの近くに設置される食品や調理器具などを収納するスペースのこと。人が入れる(=Walk in)広さのウォークインクローゼットほどは明確な定義がなく、キッチンまわりの食品庫や収納を兼ねた家事室、大型のキッチン収納なども「パントリー」と呼ぶことがあります。
リノベーションでパントリーをつくる場合、まずどんなことに気をつけるべきなのでしょうか。
「キッチンまわりの収納全般にいえることですが、調理家電の数とサイズはしっかり計測して、キレイに収まるようにプランニングします。例えば炊飯器や冷蔵庫は使いやすさを重視してダイニング側に出しておきたい方もいれば、LDから見えないようにパントリーに隠してしまいたい方もいらっしゃいます。
食品のストックの量も、ご家庭によってかなり違いがあります。他には、防災用品や非常用の飲料水などのストックをパントリーにしまいたいという方も多いので、細かくヒアリングして広さや位置などを決めます」(渡辺プランナー、以下同)。
ヒアリングの結果「パントリーは要らない」という結論になったお客さまも。また、パントリーをつくったものの、物置状態に雑多なものが置かれている、というケースもあるようです。
「パントリーとキッチンとの距離感は大切ですね。また、買い物帰りにものをしまいやすく、お料理中に取り出しやすいパントリーにするためには、動線もしっかり意識しています」

例えばこちらのおうちは、キッチンとパントリー、洗面室が回遊動線でつながっています。階段ホールから洗面室経由でパントリーに買ってきた食品をしまうことができ、洗濯をしながらのお料理など家事動線もスムーズ。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_i62.html
実際のパントリーリノベーション例をもっとたくさん見てみましょう!
パントリーリノベーションの一番人気!アール入り口&無印のケース
【戸建て|築26年|リノベーション面積 約100㎡】

「パントリーのデザインで最も人気があるのが、アール垂れ壁でふちどった入り口。LDKをオープンなひとつの空間にしたリノベーションでは、リビングから見た時のアクセントにもなります」

特に、リビングから見える部分には、無印良品の白いケースを並べる整理方法が人気です。
無印のケースの高さに合わせて棚板をつくることでさらにスッキリ。
ひと目で中身が分かるように、ラベルを貼っている方も多いそうです。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k119.html
【戸建て|築27年|リノベーション面積 約80㎡】

同様に、無印良品のケースをアール垂れ壁から見せたパントリー。
梁を表しにしたナチュラルなインテリアに合うように、最上段はカゴで収納しています。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_a27.html
調理家電も置けるバックヤードとしてのパントリー
【マンション|築35年|リノベーション面積 約100㎡】

「冷蔵庫はキッチンで最も大きく存在感がありますが、パントリーに入れてしまえば、モデルルームのような生活感のないキッチン空間をつくることができます」

こちらのおうちはキッチンの裏にゆったりとパントリースペースをとり、全ての調理家電を収納しました。

パントリーには冷蔵庫のほか、ビルトインオーブンや電子レンジ、奥には洗濯機も。
パントリーにバックヤードとしての役割をもたせることで、効率のよい家事動線を実現しています。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_r2.html
【戸建て|築35年|リノベーション面積 約135㎡】

最近は珍しくなりつつある完全独立型のキッチンで、パントリーを併設した例。
冷蔵庫と電子レンジはダイニング側に配置し、使用頻度の多くない調理家電はパントリーにしまいました。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k91.html
スペースを有効利用して、ミニマムでも充実の収納力
【戸建て|築12年|リノベーション面積 約100㎡】

「パントリーは小さなスペースも有効活用してつくることができます。例えばこちらは壁の角部分につくった小さなパントリー。踏み入れられるのは一歩ほどですが、壁いっぱいの棚板でしっかり収納できます」
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_o52.html
【戸建て|築22年|リノベーション面積 約88㎡】

さらにコンパクトな『角っこパントリー』の例。
角の部分にもモノが収納しやすいよう、棚板が交差したつくりで高さも変えられるようになっています。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_y62.html
マンションリノベーションでパントリーをつくるには?
【マンション|築19年|リノベーション面積 約70㎡】

「マンションでもパントリーはつくることができますか?というご質問をいただくことがありますが、もちろん可能です!こちらのおうちはダイニングとキッチンの間につくりました。入り口は大きく開けずコンパクトに。奥行きも浅めにつくり、欲しいものにすぐ手が届くようにしています」
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k120.html
【マンション|築26年|リノベーション面積 約61㎡】

「こちらはリビング側につくった例。スペースの限られたマンションでは、このようにリビング収納の役割も兼ねたパントリーが便利です。入り口はアール垂れ壁で、壁も曲線に。圧迫感を感じさせない配慮です」
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_151.html
まとめ
パントリーづくりで大切なのは、広さよりも「暮らしに合った計画」。まずは、キッチンをつくっていて日々不便に思うことや、いつも出しっぱなしになっているものをまとめてみましょう。必要な収納量や動線がなんとなく見えてくるかもしれません。もちろん、パントリーの実例をたくさん見るのも有効です!マネしたくなる収納方法をぜひ見つけてみてください。








