メリットいっぱい!安心とプライバシーを両立する二世帯リノベ
2022年6月12日(S)
テレワークの定着で、より大切になった「おうち時間」。コロナ禍を経て、家族同士の結びつきの大切さを実感した人も多いはず。反面、離れて暮らす両親とはなかなか会えず、心配だったという声もよく聞きます。この際だから、暮らしやすくリノベーションしたおうちで一緒に住むのはどうだろう?そんな結論にたどり着いたご家族のための、最新のリノベ例をご紹介します。
LDKはじめ水まわりも共同の「同居型」とよばれるかたちを選びました。
こちらが共用のLDKです。
何人かで立ってもストレスにならず、スペースをゆったり使える壁付けキッチンをセレクト。
奥のグリーンの引き戸が両親のための寝室で、子世帯4人は2階に部屋をつくりました。
お風呂などの水まわりも、ご両親が使いやすい1階にあります。
2階の階段ホールには、壁一面に家族共用の本棚をつくりました。
また、洗面とトイレは2階にも設置しています。
寝室の近くに手や顔が洗える場所があると、朝の身支度もスムーズに進みますね。
こちらは2階の子ども部屋。
勾配天井にして、限られたスペースでも縦の開放感を感じる空間に。
2階はこの隣に寝室、ファミリールームがすべて引き戸でつながり、開け放てばひとつの大空間になります。
事例詳細はこちら: No.791 みんなの時間、家族の時間
2階LDKだったおうちをご両親が数年前にリノベーションして、1階だけで生活が完結できるようにしていました。
今回は、使っていなかった2階に子世帯が住むことになり、そのための再リノベです。
88㎡なので先ほどとほぼ同じ面積ですが、こちらは2×4工法で建てられています。
ホワイトのL型キッチンとコーディネートしました。
キッチンの隣が洗面室、脱衣室、新設したバスルームとつなげています。
ストライプのクロス、ヘリンボーンのフロアタイルがかわいらしい、お気に入りの空間です。
共用の玄関は土間部分を増築し、内部階段を新たに設置しました。
ここで親世帯と子世帯が分かれています。
靴のまま行き来できるように、階段の床はフロアタイル。
階段下にはベビーカーやアウトドア用品などを収納できます。
事例詳細はこちら: No.766 これからの暮らしをつなぐ家 ~No.579 2ndFloor~
もともと2世帯住宅で、2階に住んでいた両親が1階に移り、2階には子世帯が同居することになりました。
こちらが1階、親世帯のためのLDK。
和室2室+独立型ダイニングキッチンから、キッチンの位置を変えて対面式に。
もともとダイニングキッチンだった場所は、オープンにつながる和室にして、客間としても使えるように。
こちらが2階子世帯のLDKです。
天井を上げて梁を現しにして、明るく広々とした空間に。
キッチンも壁付けの独立タイプから、使い勝手のよいⅡ型にしました。
リノベーションの最大のポイントは階段の位置で、間取りの中央に移動しました。
吹抜けの玄関ホールは、ヘリンボーンの壁で大胆なアクセントに。
階段の下は子世帯の玄関と土間で、壁一面にたっぷりと収納棚を設けました。
ここには1階につながるドアもあるので、外に出なくても親子世帯の行き来ができます。
事例詳細はこちら: No.764 階段から始まるみんなの憩いの場
ご両親とおばあ様が暮らす二世帯住宅へ、新たにご夫婦と子ども2人が同居することになりました。
生活に変化が出ないよう、1階にあるおばあ様の部屋と、そこからつながる前庭はできる限りそのままに。
2階に両親と子ども家族のためのLDと水まわりを、それぞれに備えるかたちにリノベしました。
こちらが子世帯のLDK。
Ⅱ型キッチンを中心に北側に水まわり、南側に寝室を配置し、片付けと家事のしやすい間取りとなっています。
勾配天井が開放感を感じさせるダイニングと、ほどよい籠り感のあるリビングで空間にメリハリを。
小さな室内窓の向こうはファミリークロゼットです。
同じく2階にあるLDKです。
寝室とウォークインクロゼット、水まわりを回遊動線にして暮らしやすく。
既存のアルバム収納棚を移設し、ぴったりに収めました。
やはり勾配天井が伸びやかで、心地のよい空間となっています。
事例詳細はこちら: No.733 合言葉は「早くおうちに帰ろう!」
価格もさることながら、いまや土地の取得自体が難しくなっている都心を中心に、現役世代の子ども家族が実家に移り住むのは合理的な選択といえます。また、節税や補助金などのメリットもあります。
忘れてはならないのは、心地よいと感じる距離や生活は家族によって千差万別であるという点です。親子に限らず、一緒に住んでみて初めて細かい部分が気になりだす…というのもよくある話。同居にあたってのリノベーションでは、必ず全員が納得するようによく話し合うようにしましょう。
【同居型】89㎡の2階建て。6人家族が快適に
最初は、ご両親が暮らす都心の一戸建てをリノベーションして同居したご家族。LDKはじめ水まわりも共同の「同居型」とよばれるかたちを選びました。
こちらが共用のLDKです。
何人かで立ってもストレスにならず、スペースをゆったり使える壁付けキッチンをセレクト。
奥のグリーンの引き戸が両親のための寝室で、子世帯4人は2階に部屋をつくりました。
お風呂などの水まわりも、ご両親が使いやすい1階にあります。
2階の階段ホールには、壁一面に家族共用の本棚をつくりました。
また、洗面とトイレは2階にも設置しています。
寝室の近くに手や顔が洗える場所があると、朝の身支度もスムーズに進みますね。
こちらは2階の子ども部屋。
勾配天井にして、限られたスペースでも縦の開放感を感じる空間に。
2階はこの隣に寝室、ファミリールームがすべて引き戸でつながり、開け放てばひとつの大空間になります。
事例詳細はこちら: No.791 みんなの時間、家族の時間
【玄関を共用に】2階にお風呂を新設して気兼ねなく
つづいても都内の一戸建て。2階LDKだったおうちをご両親が数年前にリノベーションして、1階だけで生活が完結できるようにしていました。
今回は、使っていなかった2階に子世帯が住むことになり、そのための再リノベです。
88㎡なので先ほどとほぼ同じ面積ですが、こちらは2×4工法で建てられています。
ホワイトのL型キッチンとコーディネートしました。
キッチンの隣が洗面室、脱衣室、新設したバスルームとつなげています。
ストライプのクロス、ヘリンボーンのフロアタイルがかわいらしい、お気に入りの空間です。
共用の玄関は土間部分を増築し、内部階段を新たに設置しました。
ここで親世帯と子世帯が分かれています。
靴のまま行き来できるように、階段の床はフロアタイル。
階段下にはベビーカーやアウトドア用品などを収納できます。
事例詳細はこちら: No.766 これからの暮らしをつなぐ家 ~No.579 2ndFloor~
【分離型】階段の位置を変えて上下階で住み分け
つづいては、玄関から水まわりまで、それぞれに設けた完全分離型。もともと2世帯住宅で、2階に住んでいた両親が1階に移り、2階には子世帯が同居することになりました。
こちらが1階、親世帯のためのLDK。
和室2室+独立型ダイニングキッチンから、キッチンの位置を変えて対面式に。
もともとダイニングキッチンだった場所は、オープンにつながる和室にして、客間としても使えるように。
こちらが2階子世帯のLDKです。
天井を上げて梁を現しにして、明るく広々とした空間に。
キッチンも壁付けの独立タイプから、使い勝手のよいⅡ型にしました。
リノベーションの最大のポイントは階段の位置で、間取りの中央に移動しました。
吹抜けの玄関ホールは、ヘリンボーンの壁で大胆なアクセントに。
階段の下は子世帯の玄関と土間で、壁一面にたっぷりと収納棚を設けました。
ここには1階につながるドアもあるので、外に出なくても親子世帯の行き来ができます。
事例詳細はこちら: No.764 階段から始まるみんなの憩いの場
【完全分離型】4世代7人が暮らす三世帯住宅にリノベ
最後はなんと三世帯住宅です。ご両親とおばあ様が暮らす二世帯住宅へ、新たにご夫婦と子ども2人が同居することになりました。
生活に変化が出ないよう、1階にあるおばあ様の部屋と、そこからつながる前庭はできる限りそのままに。
2階に両親と子ども家族のためのLDと水まわりを、それぞれに備えるかたちにリノベしました。
こちらが子世帯のLDK。
Ⅱ型キッチンを中心に北側に水まわり、南側に寝室を配置し、片付けと家事のしやすい間取りとなっています。
勾配天井が開放感を感じさせるダイニングと、ほどよい籠り感のあるリビングで空間にメリハリを。
小さな室内窓の向こうはファミリークロゼットです。
同じく2階にあるLDKです。
寝室とウォークインクロゼット、水まわりを回遊動線にして暮らしやすく。
既存のアルバム収納棚を移設し、ぴったりに収めました。
やはり勾配天井が伸びやかで、心地のよい空間となっています。
事例詳細はこちら: No.733 合言葉は「早くおうちに帰ろう!」
まとめ
「二世帯住宅」という言葉は、実は1975年に発売された旭化成ヘーベルハウスの商品名。このあと1980年代後半からのバブル期で土地の価格が高騰したこともあり、実家の土地に住むことを選択した人から二世帯住宅が普及していきました。価格もさることながら、いまや土地の取得自体が難しくなっている都心を中心に、現役世代の子ども家族が実家に移り住むのは合理的な選択といえます。また、節税や補助金などのメリットもあります。
忘れてはならないのは、心地よいと感じる距離や生活は家族によって千差万別であるという点です。親子に限らず、一緒に住んでみて初めて細かい部分が気になりだす…というのもよくある話。同居にあたってのリノベーションでは、必ず全員が納得するようによく話し合うようにしましょう。