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【プランナー監修】リノベーションした家を少しでも長持ちさせるメンテナンスのポイントは?

2026年04月21日(火)

せっかくリノベーションしたわが家、美しく快適な状態を少しでも持続させるためには、どんなところに気を付ければいいのでしょうか。家が長持ちするメンテナンスのコツや点検のポイント、修繕を検討するべきサイクルなどを、リノベーションのプロに聞いてきました。

チーフプランナー 阿部
二級建築士、インテリアプランナー、二級建築施工管理技士

お客様の希望の暮らしを丁寧に確認しながら、長年の経験、知識を生かして一歩先の提案を提供。
暮らしの変化に伴って再度リノベーションするお客様、住み替えのお客様からのリピート依頼も多数。

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目次

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日本の家の寿命は30年⁉長持ちしづらい理由は?

家の寿命は、性能よりも住み手の意識で変わる

欧米と比べると短いといわれる日本の住宅の寿命。修繕して長く使い続けるストック型の価値観よりも新築が好まれる「スクラップ&ビルド(壊して建てる)」の考え方が主流であったことがその原因のひとつと考えられます

さらに、日本の気候は湿度が高く、風雨の影響も受けやすい環境。木造住宅にとって湿気は大敵で、防湿対策が不十分だと寿命が縮むことがあります。これらの要因が重なり合って、日本の住宅の寿命は30年程度といわれてきました。

しかし「建物そのものが30年しかもたないわけではありません」と阿部プランナーは話します。

「木造住宅でも、きちんと建てて、しっかりメンテナンスすれば50年、それ以上の長期にわたって住み続けることはできます。そしてそのカギは定期的な点検にあります。床下・外装・配管など、普段見えない場所の劣化に気付くことが大切なんです。

特に一戸建ては、マンションのように管理組合が修繕計画を立ててくれるわけではありません。家の持ち主がしっかりチェックして、適切に修繕することが大切です」(阿部プランナー、以下同)。

長期優良住宅の普及やリノベーション市場の拡大により、日本でも住宅を長持ちさせる意識が高まってきた昨今。これからの家の寿命は『建物の性能だけでなく、住んでいる人の意識でも大きく変わる』といえそうです。

 

 

家が傷む原因は?リノベーションで改善できる?

リノベーションは換気と素材選びがポイントに

それでは、家を劣化させる要因には何があるのでしょうか?主な原因は、経年劣化・風雨・湿度・害虫の4つ。

「特に湿気と白アリは、気づかないうちに家の内部へダメージを与えるため注意が必要です。人が住んでいない家は換気が行われず湿気がこもりやすいため、かえって傷みが進むこともあります。

白アリについては、わが家では毎年4〜5月に自宅の外回りをチェックしています。4月ごろの温かい無風の日に羽アリが一斉に飛び立つことがあるので、気にかけてみましょう。白アリって案外どこにでもいるんです。

基礎のひび割れ、塀の傾き、外壁、屋根の状態など、家の周囲をぐるっと見て回るだけでも早期発見につながります。
床下や天井裏の点検も重要です。排水の漏れで床が濡れていないか、カビ臭さがないかなど、においの変化もヒントに。湿った匂いがしたら要注意です」

リノベーションでは、耐久性、防水性の高い材料、24時間換気システムの導入やメンテナンスフリーに近い建材、珪藻土など調湿してくれる素材の採用によって、家が傷む原因を改善することができます。貼り替えが必要なクロスと違い、長く使える珪藻土は、結果的に長持ちする素材といえるかもしれません。

 

 

家を長持ちさせるリノベーションのポイントは?

「まだ使える」で後からかえって費用がかかる場合も

家を長持ちさせるためのリノベーションには、いくつかの重要なポイントがあります。欠かせないのは湿気対策。具体的には24時間換気システムの導入のほか、家の断熱性・気密性を向上させる工事が必要です。

次に、素材選び。「珪藻土や無垢材など、経年変化が味わいにつながるような自然素材を選ぶのもひとつの方法」と阿部プランナー。メンテナンスフリーという訳ではありませんが「古くなって交換」にはない、育つ楽しみがあります。

「外装の耐久性も重要です。雨や風から建物を守る外壁・屋根・バルコニーは耐久性の高いものを使っている場合以外は、だいたい20年ごとに修繕が必要です。一般的な広さの2階建ての一戸建てで150万円~200万円前後の費用がかかりますが、これは家を守るための必要経費。雨漏りや構造の劣化を防ぐためにも、計画的に積み立てておくようにしましょう。

設備機器については、15〜20年を目安に交換を検討するのが一般的です。費用の目安はお風呂やキッチンなど、水まわりを全て交換して500~700万円程度。『まだ使えるから今回は一カ所だけにする』というお客さまもいらっしゃいますが、交換工事には養生や、場合によっては仮住まいが必要なこともあります。

設備を部分的に残して壊れたらその都度交換するよりも、一気に変えたほうが安く済んだり、手間がかからないことも多いんです。家全体の状態を見て判断するようにしましょう」

 

 

住んでから自分でできる長持ちのメンテナンスポイント

日々の掃除も変化に気付くための立派なメンテナンス

「リノベ後の家を長持ちさせるためには、住んでからの、日々のメンテナンスが欠かせません。とはいえ、難しいことをする必要はないんです。一番大切なのは、毎日マメに見ることです」

たとえば、以下のような小さな変化に気づくことが、トラブルの早期発見につながります。
・雨戸や窓の開け閉めが重くなった
・開け閉めの時に変な音がする
・窓の桟(さん)にホコリが溜まっている
・壁にシミがある(雨漏りの可能性)
・配管から匂いがする

季節の変わり目など思い出しやすいタイミングでサッシを掃除したり、外回りを確認するだけでも効果的です。外回りでは、塀の傾きや基礎のひび割れ、建物と基礎の間に隙間がないかなどを確認しましょう。

「掃除も立派なメンテナンス。フローリングのオイル塗装やサッシの清掃など、日々の積み重ねが家の寿命を延ばすことにつながります」

住まいの定期的な点検項目については、住宅金融支援機構のチェックリスト※を教えていただきました。戸建てだけでなく、マンションの専有部分についてのリストもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

※住宅金融支援機構 入居後の住まいの保守管理
https://www.jhf.go.jp/files/a/public/jhf/100011951.pdf

 

 

まとめ|計画的なリノベーションが長持ちにつながる

家を長持ちさせるためには、構造体を健全に維持する事と計画的なメンテナンス、そしてリノベーションのサイクルを意識することが大切です。中古住宅を購入した場合は、購入前・5年・10年・10年以降といった節目で点検や修繕を検討すると安心です。設備機器は15〜20年、外装は約20年ごとに大きなメンテナンスが必要になることが多いため、あらかじめ費用を計画しておくと、急な出費にあわてずに済みます。

また、日々の小さな気づきも家を守る第一歩。計画的なケアと日々のメンテナンスを積み重ねることで、住まいをより快適な、愛着のある場所へと育てていきましょう。

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