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まあるい曲線で、空間をやさしくやわらかく アーチ型の取り入れ方レッスン

2017年3月16日(木)
縦横の直線で構成されることが多い住まい。でも、角を丸くしたり、曲線を取り入れることでやわらかい印象になり、空間に動きが生まれます。アーチ型をうまく取り入れた例を集め、レッスン形式でご紹介します。


Lesson1.リビングとの境界をやさしく区切る

リビングドアにアーチ型の建具を使いました。
ブルーに塗装して、外国の絵本みたいなイメージに。

同じお家の玄関収納です。
ドアはあえて設けずカーテンで仕切ることで、荷物で両手がふさがっていても出し入れしやすいのもポイント。
(No.356 大好きな雑貨も一役 楽しい団欒を実現させた住まい)


こちらは建具は四角いかたちで、スペースをムダにしない引き戸になっています。
ガラスのアーチ型に合わせて廊下側を丸く開けました。
(No.274 明るく楽しく!家族の"好き"が詰まったおうち)


リビングとダイニングの間を、角を丸くした壁で区切っています。
曲線を取り入れることで優しく、開放感のある空間に。
(No.442 家族の笑顔が生まれる、明るく暖かな2階リビング)


Lesson2.リビングの一角とふんわりつなげる

リビングの一角を独立したスタディコーナーにした例です。
完全に仕切ってしまうと閉塞感がでるので、ドアを設けず半独立型に。
片側だけを丸くすれば、甘くなりすぎず空間にリズムが生まれます。
(No.206 南欧の田舎屋にあこがれてゆったり暮らす)


リビングの一角にアールの出入り口が。


こちらも半独立型のスタディコーナーです。
集中できる程度の独立感もあり、それでいてリビングにいる他の家族の気配も感じられます。
キッチンの下がり天井もまあるくなっています。
(No.389 古い木造住宅を二世帯住宅として再生させる)


Lesson3.パントリー入口をアールにしてキッチンに動きを

キッチンの奥にパントリーを設けた例です。


棚板は浅く、モノが取り出しやすいよう造作しています。
ドアを設けないことの多いパントリー入口は、アールにすれば空間に動きが出ます。
また、間口が狭くなる分、モノを隠せるのでおススメです。
(No.262 和を消して、simple&classyな住まいに変身)


こちらもキッチン奥のパントリー。
ロールスクリーンで隠せるようにししました。


キッチンの角のスペースを利用した収納ですが、ダストボックスから食品まで、しっかり収納できます。
(No.466 吹抜けのある開放感たっぷりのリビングで、家族がつながる明るい住まい)


同じく、キッチン奥のパントリー。
パントリー内部のみオリーブグリーンのアクセントクロスを貼り、奥行きと変化を出しています。
(No.357 夢だった築古マンションのリノベを実現)


Lesson4.さりげなく視線をさえぎる

リビングの一角に洗面があるお家。マンションでどうしても位置が変えられない場合やドアを設置したくない場合は、開きすぎないアール型がよく使われています。
(No.446 小さな個室と大きなリビング、心地のよい暮らし方)


こちらもキッチン横が洗面の例。マンションで、洗面の位置を変えずにアーチ型の入口を設けました。
子どもが帰ってきてすぐ手を洗ってリビングへ、という動線ができますね。
(No.416 「空」「草原」テーマで楽しむ!)


あまり見せたくないけどドアがあると不便なもの、といえば玄関の下足収納もそう。
靴を履いたまま入れる玄関収納のドアをアーチ型に。
片側に棚を、対面には上着などをかけられるハンガーを設けました。
(No.451 自然素材をつかって…ナチュラルでエコな暮らしを)


Lesson5.色を組み合わせればもっと楽しく!

天井を上げて、コンクリートを表わしにしたリビングです。
右側の壁がやわらかい曲線を描いています。


曲線の奥は納戸になっており、入口もアーチ型で曲線×曲線の組み合わせに。
さらに水色に塗装した壁、黄色いルーバー扉、白いキッチンカウンターと、色も組み合わせて個性的な空間を作り出しています。
(No.438 ビンテージマンションを自分色に)


リビング内、上がり畳の隣に納戸を設けた例です。
黄色いクロスとアーチ型の入り口がリビング全体のアクセントになっていますね。
(No.511 アイディア収納でスッキリ暮らす)


番外編:小人の入り口?!小さいアーチ型で隠れ家的収納

こちらのお家もキッチンの奥にアーチ型のパントリーを設けていますが、入り口はかがめないと入れない大きさ。
素材や遊びゴコロにこだわったお客さまの希望がかたちになった例です。
子どものころ読んだ童話に出てきた、小人や妖精が出入りする秘密の入り口みたいでドキドキしますね。
(No.515 遊び心のある大人のシャビーな空間)


まとめ
難しそうですが、意外と使える曲線リノベ。やや甘さが出てしまうので、場所や使い方は加減しながら取り入れてみましょう。四角いだけの空間ですごすより、なんだか気持に余裕がでて、優しい気持ちになれるはず。
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