「障子」でつくる和モダンリノベ。柔らかい光で満たす静謐な空間
2024年3月3日(S)
「和室の建具」というイメージのある障子ですが、フローリングや北欧インテリアともよくなじみます。木と紙のつくり出す哲学的で静かなムードや障子紙を通した柔らかい光が、大人の和モダン空間にぴったり。今回は、障子の良さを生かしたリノベーション例を集めてみました。
寝室のようにしっかり遮光しなくていいため、障子を使いやすいのがリビングの窓。
板張り天井や深い色合いのチークの床が美しい和モダンリビングに障子を用いた例です。
障子は窓に合わせて造作したので、デザインもサイズもしっくり。
規約でサッシが交換できないこともあるマンション。
見た目だけでなく、空気の層をつくることで断熱性もアップグレードしてくれる障子は嬉しいアイテムです。
この写真の事例詳細はこちら:No.506 柔らかな陽光でくつろぐ住まい
ご実家の一室を鍼灸院として使うためにリノベーションした例です。
もともと和室だったスペースに、37年前の新築当時から残っていた雪見障子を再利用しました。
北欧風のソファやフローリングとの相性も良く、ほんのり和のテイストが落ち着く空間に。
障子紙を通した優しい光に、お客様もゆったりくつろげる空間ができました。
この写真の事例詳細はこちら:No.882 飾らないナチュラルデザインの空間づくり
築22年の中古戸建てを購入し、リノベーションしたご家族。
リビングに隣接していた6帖の和室も続きのフローリングにして、開放的な同空間として取り込みました。
同空間といっても床柱と天井、障子はそのまま残し、独立した部屋としても成立するように配慮。
カーテンよりも窓まわりがフラットなため、スッキリと軽やかに見えますね。
ちょうど押入れだったスペースにデスクを置いているのもポイント。
少し奥まっているので、お仕事などにも集中して取り組めそうです。
この写真の事例詳細はこちら:No.898 優しさの家
リビング横の和室を広げて小上がりにし、寝室としても使えるようにリノベーションした例です。
昼間は壁に取り込んでスッキリ、お休みになる時は壁から引き出せる建具を障子で造作しました。
レトロモダンをテーマに、タイルや建具などを一つひとつ吟味。
障子は、建築家が手掛けた老舗旅館からヒントを得てデザインされたそう。
マンションの一室とは思えない、日本家屋のような趣あるコーナーができあがりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.864 馴染みの家具との調和~小上りからの緑の眺め
最後にご紹介するのは、小上がり畳の一角に設けられたにじり口の障子。
角を丸くすることで洋室とも似合う、どこか可愛らしい雰囲気の一角となっています。
こちらのにじり口の奥は書斎で、リビング側からの光を届ける大切な役割も。
書斎はウォークインクローゼット、寝室ともつながる3WAY動線となっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.810 住まいを整え 心も整う
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目次
- リビングのカーテン代わりに造作障子で大人の和モダン
- 鍼灸院の施術室に、再利用した障子で癒しのスペースを
- 既存の天井や障子で、ほんのり和のテイストを残して
- リビングの小上がり和室を障子でフレキシブルに仕切る
- 小上がり畳コーナーのにじり口をフォーカルポイントに
- まとめ
リビングのカーテン代わりに造作障子で大人の和モダン
直線的なフォルムでリビングが落ち着いた雰囲気に
寝室のようにしっかり遮光しなくていいため、障子を使いやすいのがリビングの窓。
板張り天井や深い色合いのチークの床が美しい和モダンリビングに障子を用いた例です。
障子は窓に合わせて造作したので、デザインもサイズもしっくり。
規約でサッシが交換できないこともあるマンション。
見た目だけでなく、空気の層をつくることで断熱性もアップグレードしてくれる障子は嬉しいアイテムです。
この写真の事例詳細はこちら:No.506 柔らかな陽光でくつろぐ住まい
鍼灸院の施術室に、既存利用の障子で癒しのスペースを
キレイな状態だった雪見障子をフローリングに合わせて
ご実家の一室を鍼灸院として使うためにリノベーションした例です。
もともと和室だったスペースに、37年前の新築当時から残っていた雪見障子を再利用しました。
北欧風のソファやフローリングとの相性も良く、ほんのり和のテイストが落ち着く空間に。
障子紙を通した優しい光に、お客様もゆったりくつろげる空間ができました。
この写真の事例詳細はこちら:No.882 飾らないナチュラルデザインの空間づくり
既存の天井や障子で、ほんのり和のテイストを残して
リビングの一部として和室を取り込んで書斎スペースに
築22年の中古戸建てを購入し、リノベーションしたご家族。
リビングに隣接していた6帖の和室も続きのフローリングにして、開放的な同空間として取り込みました。
同空間といっても床柱と天井、障子はそのまま残し、独立した部屋としても成立するように配慮。
カーテンよりも窓まわりがフラットなため、スッキリと軽やかに見えますね。
ちょうど押入れだったスペースにデスクを置いているのもポイント。
少し奥まっているので、お仕事などにも集中して取り組めそうです。
この写真の事例詳細はこちら:No.898 優しさの家
リビングの小上がり和室を障子でフレキシブルに仕切る
老舗旅館からヒントを得たデザインで障子を造作
リビング横の和室を広げて小上がりにし、寝室としても使えるようにリノベーションした例です。
昼間は壁に取り込んでスッキリ、お休みになる時は壁から引き出せる建具を障子で造作しました。
レトロモダンをテーマに、タイルや建具などを一つひとつ吟味。
障子は、建築家が手掛けた老舗旅館からヒントを得てデザインされたそう。
マンションの一室とは思えない、日本家屋のような趣あるコーナーができあがりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.864 馴染みの家具との調和~小上りからの緑の眺め
小上がり畳コーナーのにじり口をフォーカルポイントに
書斎スペースへのリビングからの採光の役目も担う
最後にご紹介するのは、小上がり畳の一角に設けられたにじり口の障子。
角を丸くすることで洋室とも似合う、どこか可愛らしい雰囲気の一角となっています。
こちらのにじり口の奥は書斎で、リビング側からの光を届ける大切な役割も。
書斎はウォークインクローゼット、寝室ともつながる3WAY動線となっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.810 住まいを整え 心も整う