「室内窓」で光と風をシェアしよう。インテリアのポイントにもなるリノベ事例集
「全ての部屋に開口部を設けて明るく」が理想でも、マンションや住宅地の戸建てでは難しいケースも多くあります。そんな時にオススメなのが「室内窓」。奥まった場所に光と風を届けたり、室内窓そのものがおしゃれなインテリアのポイントとなっているリノベーション事例を集めてみました。
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目次
- リビングから寝室へ、倒し窓で風の通りも自在に
- 奥まった土間収納も室内窓で明るく使いやすく
- 暗くなりがちなマンションの洗面空間を明るく
- 階段ホールに設ければ2階の光が階下まで届く
- 戸建ての玄関にガラス入り建具と組み合わせて
- 室内窓からの光でリビングを明るく広く見せる
- まとめ
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リビングから寝室へ、倒し窓で風の通りも自在に
【マンション|築45年|設置場所:リビング⇔寝室】
リビングの一角に大きな本棚付きの書斎を設けたマンションリノベです。
デスクの前の壁に3段×3列の室内窓を設置しました。
造作したデスクや本棚に合わせて、ナチュラルな木枠でコーディネート。
室内窓の奥はベッドルームで、窓のない部屋にリビングからの光を届けます。
上部は倒し窓で開閉できるようにして、風の通り道も確保しました。
写真の事例詳細はこちら:事例No.971 収納・動線・デザインを極めた、心地よさのフルリノベ
奥まった土間収納も室内窓で明るく使いやすく
【マンション|築32年|設置場所:洋室⇔SIC】
マンションの玄関側の洋室スペースの一部を使って土間収納にした例。
土間収納は壁を斜めにして、洋室と室内窓でつなげています。
これによって、窓のない玄関側にも室内窓を通して光が届くようになりました。
洋室から見るとこうなっており、プライバシーは守りつつなんとなく気配は伝わる絶妙な配置です。
こちらも木のドアとコーディネートして、木の窓枠を選びました。
写真の事例詳細はこちら:事例No.959 玄関土間 がランウェイに! 家族の思い出を彩るリノベ
暗くなりがちなマンションの洗面空間を明るく
【マンション|築21年|設置場所:リビング⇔洗面室】
リビングに隣接する寝室と直結の洗面室に、リビング側から採光できる室内窓を設けた例。
壁はアールにして室内窓とともに、リビング側からのフォーカルポイントに。
内側から見ても印象的なコーナーで、窓のない洗面室に光を届けてくれます。
マンションは洗面室に窓がない間取りが多いため、室内窓はオススメ。
水まわりにこもりがちな湿気対策にもなります。
写真の事例詳細はこちら:事例No.950 北欧モダンな光と風が通る家
階段ホールに設ければ2階の光が階下まで届く
【戸建て|築30年|設置場所:リビング⇔階段】
戸建ての場合は、1階が暗くなりがちです。
こちらのおうちでは、明るくて開放的な2階をLDKとしました。
リビングドアはガラスの面積を大きめにして、室内窓と合わせて階段から玄関まで採光。
それぞれブルーグレーで枠を揃えて統一感をはかっています。
写真の事例詳細はこちら:事例No.946 リノベで叶えた“想い出と暮らす家”
戸建ての玄関にガラス入り建具と組み合わせて
【戸建て|築22年|設置場所:リビング⇔玄関】
こちらは1階がリビングの戸建て。
リビングドアの外の玄関ホールと、室内窓でつなげています。
先ほどのおうちと同様に、リビングドアと室内窓の枠の色を揃えています。
空間を引き締めるブラックと、光は通しつつ柔らかく視線をさえぎる模様ガラスを組み合わせました。
写真の事例詳細はこちら:事例No.891 光に包まれて心地よく暮らす
室内窓からの光でリビングを明るく広く見せる
【戸建て|築14年|設置場所:リビング】
LDKの隣につくったワークスペースに室内窓を設置した例。
ワークスペースにもリビングにも窓がありますが、室内窓によってより明るく、開放的なイメージに。
ワークスペースは引き戸を閉めて個室にすることもできますが、室内窓でなんとなく気配は伝わります。
壁だと少し寂しいですが、半透明の窓によって空間につながりがもたらされました。
写真の事例詳細はこちら:事例No.974 ゆとりと家事効率を備え 新生活スタート!
まとめ
多くのリノベーションで導入されている室内窓。窓枠は木のほかに白・黒などがあり、塗装でオリジナルに仕上げることもできます。さらに、透明ガラスはじめ模様ガラスやすりガラス、開閉の仕方などを組み合わせればバリエーションは無限大に。デザインや使い勝手のご希望から、空間にふさわしいものを提案させていただきます。