L型キッチンなら、お料理動線の最短化&空間の有効活用が叶う!
家事動線の短縮化とともに注目されているのが、シンクとコンロが分かれたⅡ型やL型タイプのキッチン。特に、体の向きを90度傾けるだけでお料理ができるL型は、まるで飛行機のコックピットのように機能的。同じL型でも配置によって印象や使い勝手が変わるため、様々な事例をチェックして自分に合うものを探しましょう。
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目次
- シンクもコンロも壁付けならカウンターを広々使える
- シンクを対面にして、間口小さめでもゆったりキッチン
- 角の部分に作業スペースをたっぷりとって使いやすく
- コの字型にして、背面に雑貨も飾れるカウンターを造作
- 背面パントリーから水まわりへ、ぐるりと回遊動線に
- まとめ
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シンクもコンロも壁付けならカウンターを広々使える
【マンション|築23年|リノベ面積 約67㎡】
独立していたキッチンの壁を取り払って、リビングと一体化したリノベーション。
シンクとコンロの両方を壁付けにして、ダイニングテーブルも兼ねたカウンターを造作しました。
カウンターの天板は、お客様が以前から取り入れたいと思っていた人造大理石の一枚もの。
スペインから運んだ2m70cmの板を、カウンターの長さに合わせてカットして用いました。
リビング側からは、キッチンの赤がアクセントに。
お水を飲みにきた猫ちゃんも心なしか誇らしそう?ですね。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.982 simple and colorful 元気になれる家
シンクを対面にして、間口小さめでもゆったりキッチン
【戸建て|築39年|リノベ面積 約127㎡】
こちらはコンロのみ壁付けで、シンクをダイニング側に向けて収納を造作しました。
ダイニング側から見ると、ブルーのタイル壁がさわやかに映えています。
こちらのおうちはキッチンとリビングドア、階段が並んでいるためキッチンの間口自体はややコンパクト。
それでもL型ならキッチン内部のスペースはゆったり、余裕があります。
キッチン背面の引き戸から廊下と洗面まわりにショートカットできるのも家事ラクのポイントです。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.973 眺望と光と風と癒される住まい
角の部分に作業スペースをたっぷりとって使いやすく
【マンション|築54年|リノベ面積 約47㎡】
コンパクトな間口でもゆったりしたキッチンがつくれるL型は、マンションでもとても有効です。
こちらのおうちはフラットな天板のキッチンを選ぶことで視線が抜けて、より開放感がありますね。
コーナー部分がデッドスペースになりがちなL型の弱点を逆手にとり、カウンターの奥行きを広くとりました。
キッチンでの調理作業はもちろん、ダイニング側からも配膳のためのスペースとして便利に使えます。
キッチン側からは窓までまっすぐ見渡すことができます。
調理中も、リビングで遊ぶ小さいお子さまにも目が届いて安心ですね。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.981 風も光も気配も、自由に通り抜ける住まい
コの字型にして、背面に雑貨も飾れるカウンターを造作
【戸建て|築35年|リノベ面積 約125㎡】
カウンターにシンク、側面壁にコンロ、背面には家電やゴミ箱を収納できるカウンターを造作したキッチン。
上部にはオープン棚も設置し、キッチン雑貨などを飾ることができます。
キッチンでお料理をしているときも家族とのコミュニケーションがとりやすい配置です。
広々としたカウンターに置いたお料理を子どもたちが配膳…とお手伝いもしやすいキッチンですね。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.938 吹抜けで なごむ、つながる
背面パントリーから水まわりへ、ぐるりと回遊動線に
【マンション|築28年|リノベ面積 約98㎡】
もともと壁付け型で、奥行きのある独立キッチンの壁の一部を撤去し、セミオープンにした例です。
内部はL型で、コンロや換気扇、冷蔵庫などはリビングから見えづらい角度に配置しました。
キッチンを通り抜けて洗面脱衣室にアクセスできる動線は残し、間にパントリーも増設。
玄関側とLDKの回遊動線で、おうち全体の使い勝手を向上させています。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.818 味わい深く 上品に
まとめ
キッチンの使い勝手は個人差が大きいため、L型が合っているかどうかはぜひショールームで確認を。ふだんのお料理の手順をイメージしながら、実際にキッチンの前に立って動いてみましょう。
文中にも出てきたコーナー部分の使い方ですが、収納内部に使える三角形のワゴンや、コーナー用スライド式ユニットなどもあります。奥行きのあるコーナー部分のものも取り出しやすくなるため、ぜひ活用を検討してみてください。