「住み継ぐ」という文化。 想い出は残しつつ、末永く安心して暮らせる家に。
2017年10月1日(S)
「古民家再生」とまで仰々しいものではなくても、大切な想い出の残るお家を引き継ぎ、暮らしていくのはとても素敵なことですね。耐震や住宅性能までしっかり配慮したリノベーションで、これからも安心して暮らせる住まいに蘇らせた例をご紹介します。
【Before】O様が引き継いだのは、おじい様が建てたという築60年のご実家。
お父様とご同居されることになり、二世帯三世代が快適に暮らせる住まいにリノベーションを決意されました。
【After】思い出の和室はそのままに、広縁・廊下を取り込んだLDKは吹抜けから2階の光が入り、明るく広々とした空間に。築60年ということで、気になる耐震補強は外壁を張替えることで外部から実施しています。
これにより、既存の真壁や和室の設えを残すことができました。
「細かく部屋が分かれ、暗く狭い印象だった家が明るく広々と生まれ変わりました。思い出深い雰囲気は残り、父も暮らしやすいと喜んでいます」とO様。
水回りは取り替え、造作カウンターで使いやすく。
既存の柱や天井などの趣はそのままに、無垢の床と白い壁でナチュラル和モダンに刷新。
おじい様から子どもたちへ、さらに次世代へと住み継げるお家となりました。
(No. 522 思い出をつなぐ家)
【Before間取り】古い一戸建てにありがちなのが、細かく分かれた間取り。
こちらのお家は住宅地ということもあり、どうしても1階は暗い印象でした。
【After間取り】そこで、1階を広々としたワンルームのLDKに、2階は寝室と書斎・収納といったパーソナルスペースに。
光と風を通すように窓を配置しなおし、表に面した窓にはウッドフェンスを設置。
正面に見えるのは、おばあ様との想い出が残る大切な柿の木。伐らずに残しました。
構造体のみを残すスケルトンリフォームだったため、すべての構造材をしっかりとチェック。
傷みのあるものは入れ替えたり、強度に不安がある部分は柱や梁を追加しました。
耐震金物や構造用合板で建物全体を補強。
木製サッシだった窓もすべてアルミサッシに変え、強度を上げながら寒さ対策も行っています。
奥の洗面室につながるガラス入りの建具は、以前の住まいで使われていたガラスを取り入れて造作。
洗面台も、背の高いご夫婦に合わせて高めに造作しています。
こちらは2階。寝室と書庫、書斎、WICとドアがなくオープンなつくりでゆるやかにつなげています。
寝室の障子窓は以前の建物で使われていたものを再利用。
安全性と使い勝手は今の暮らしに合わせながら、想い出深いものは取り入れた住まいに生まれ変わりました。
(No. 220 築60年の風合を新しい型で受け継ぐ)
【Before間取り】築53年のお家をお父様から譲り受けたY様。
もともと平屋建てだったのを、後から2階を増築したため外階段で、玄関を出ないと上下階の行き来ができません。
間取りも当時の暮らしに合わせて細かく分かれていますね。
【After間取り】1階は洋室と和室、広縁の仕切りをなくして広々としLDKに。外階段を廃し、リビング階段で2階とつなげます。2階もY様夫婦が暮らしやすい間取りに変えました。
キッチンはY様ご希望のステンレスのアイランド型に。
ダイニングテーブルへと形を変えられるカウンターは、キッチンに合わせてデザインしたしたもの。
このように、ダイニングテーブルとしても使うことができます。
「ごろりと横になれるスペースがほしい」というご希望により、リビングの一角には小上がりの和室をつくりました。
床下は収納として活用できます。丸窓が和の趣を感じさせますね。
和室内の壁はすべて珪藻土で仕上げられています。
広縁だった部分の軒裏の垂木は、きれいにしてそのまま残しました。
パソコンスペースとして使えるよう、デスクを造作しています。
書斎の建具や本棚などはそのまま利用し、古いものの持つ趣を大切にリノベしています。
気になる耐震性ですが、建物全体の耐震診断を実施。
1階部分はスケルトンの状態にして、基礎と構造をしっかりと耐震補強しました。
同時に断熱材を新しく入れ、木製サッシも気密性の高いアルミサッシへと交換。
耐震性と断熱性の両方を向上させました。
(No. 195 若い世代の為の和の住まい)
既存の趣はそのままに、実家を二世帯住宅に再生
【Before】O様が引き継いだのは、おじい様が建てたという築60年のご実家。
お父様とご同居されることになり、二世帯三世代が快適に暮らせる住まいにリノベーションを決意されました。
【After】思い出の和室はそのままに、広縁・廊下を取り込んだLDKは吹抜けから2階の光が入り、明るく広々とした空間に。築60年ということで、気になる耐震補強は外壁を張替えることで外部から実施しています。
これにより、既存の真壁や和室の設えを残すことができました。
「細かく部屋が分かれ、暗く狭い印象だった家が明るく広々と生まれ変わりました。思い出深い雰囲気は残り、父も暮らしやすいと喜んでいます」とO様。
水回りは取り替え、造作カウンターで使いやすく。
既存の柱や天井などの趣はそのままに、無垢の床と白い壁でナチュラル和モダンに刷新。
おじい様から子どもたちへ、さらに次世代へと住み継げるお家となりました。
(No. 522 思い出をつなぐ家)
細かく分かれた間取りを、光と風が通るワンルームに
続いても築60年。おばあ様から譲り受けたお家に住むご夫婦と猫ちゃんです。【Before間取り】古い一戸建てにありがちなのが、細かく分かれた間取り。
こちらのお家は住宅地ということもあり、どうしても1階は暗い印象でした。
【After間取り】そこで、1階を広々としたワンルームのLDKに、2階は寝室と書斎・収納といったパーソナルスペースに。
光と風を通すように窓を配置しなおし、表に面した窓にはウッドフェンスを設置。
正面に見えるのは、おばあ様との想い出が残る大切な柿の木。伐らずに残しました。
構造体のみを残すスケルトンリフォームだったため、すべての構造材をしっかりとチェック。
傷みのあるものは入れ替えたり、強度に不安がある部分は柱や梁を追加しました。
耐震金物や構造用合板で建物全体を補強。
木製サッシだった窓もすべてアルミサッシに変え、強度を上げながら寒さ対策も行っています。
奥の洗面室につながるガラス入りの建具は、以前の住まいで使われていたガラスを取り入れて造作。
洗面台も、背の高いご夫婦に合わせて高めに造作しています。
こちらは2階。寝室と書庫、書斎、WICとドアがなくオープンなつくりでゆるやかにつなげています。
寝室の障子窓は以前の建物で使われていたものを再利用。
安全性と使い勝手は今の暮らしに合わせながら、想い出深いものは取り入れた住まいに生まれ変わりました。
(No. 220 築60年の風合を新しい型で受け継ぐ)
趣と想い出はそのままに、開放的で快適な和モダン住宅へ
【Before間取り】築53年のお家をお父様から譲り受けたY様。
もともと平屋建てだったのを、後から2階を増築したため外階段で、玄関を出ないと上下階の行き来ができません。
間取りも当時の暮らしに合わせて細かく分かれていますね。
【After間取り】1階は洋室と和室、広縁の仕切りをなくして広々としLDKに。外階段を廃し、リビング階段で2階とつなげます。2階もY様夫婦が暮らしやすい間取りに変えました。
キッチンはY様ご希望のステンレスのアイランド型に。
ダイニングテーブルへと形を変えられるカウンターは、キッチンに合わせてデザインしたしたもの。
このように、ダイニングテーブルとしても使うことができます。
「ごろりと横になれるスペースがほしい」というご希望により、リビングの一角には小上がりの和室をつくりました。
床下は収納として活用できます。丸窓が和の趣を感じさせますね。
和室内の壁はすべて珪藻土で仕上げられています。
広縁だった部分の軒裏の垂木は、きれいにしてそのまま残しました。
パソコンスペースとして使えるよう、デスクを造作しています。
書斎の建具や本棚などはそのまま利用し、古いものの持つ趣を大切にリノベしています。
気になる耐震性ですが、建物全体の耐震診断を実施。
1階部分はスケルトンの状態にして、基礎と構造をしっかりと耐震補強しました。
同時に断熱材を新しく入れ、木製サッシも気密性の高いアルミサッシへと交換。
耐震性と断熱性の両方を向上させました。
(No. 195 若い世代の為の和の住まい)