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大工や家具職人が力を合わせて 理想のリノベーションを追求 〜M様邸Vol.2〜

2018年02月20日(火)
リノベーションのリアルな現場をお伝えする「リノベ密着レポ」。
第4弾はマンションを外部修繕業者や家具職人とコラボして再生している物件です。依頼者は賃貸マンション1棟を所有し、最上階メゾネットに三世代で暮らすオーナーM様ご家族。
今回はこだわりの大工・家具造作工事についてレポートします。

Ⅿ様邸vol1. 窓からの景色も提案。オーナー住戸のリノベーション
◆ Ⅿ様邸vol2. 大工や家具職人が力を合わせて 理想のリノベーションを追求
Ⅿ様邸vol3. 暮らしやすさはもちろん、空間の見え方や 色のニュアンスまで期待以上に


◆ キッチンを例に、プランナーと職人コラボの模様を紹介

M様ご家族はそれぞれが創作活動をされるなど、クリエイティブな感性をお持ちで、造形や色彩感覚がとても豊か。そこで、内装に関して細部までオーダーメイドで対応しています。プランナーがお客様の「こうしたい!」という気持ちに寄り添い、全体の雰囲気にぴったりのデザインを提案。それを職人たちが共同作業でカタチにしていきました。

その最たるものが家の中の中心でもあるキッチンです。システムキッチンの本体だけは、M様が気に入られた既製品を採用していますが、カウンターや側面、背面収納、タイルなどを各職人のコラボによって現場で造り上げています。

M様のご要望は
  • 対面式で眺望を楽しめ、家族を見守れること
  • ターコイズブルーのタイルを使いたい
  • そのタイルや雰囲気に合う飽きのこないカウンターがほしい
  • またそれをダイニングテーブルとコーディネートしたい
  • 収納は、しまう機能と飾る楽しさを両立させたい
 

◆ 見て楽しく使い勝手がよく、愛着が深まるように

こうしたご要望に対し、テーブルから使いやすい位置に飾る凹みもつくりました。たとえば、カウンターのダイニング側は全面的な収納とし、よく使うマグカップやカトラリーをスッキリ収められるように、扉の面材は購入されるテーブルのラフな質感と背面のターコイズブルーのタイルとも自然につながるデザインにすることが一番大事なことでした。

リフォーム・リノベーションの事例|造作カウンターリフォーム・リノベーションの事例|造作収納家具

 

◆ プランナーと職人たちが持てる力をフルに発揮して

キッチンの製作に関わったのは大工、家具職人、キッチンメーカー、タイル職人です。まず、プランナーと全職人たちが一堂に会し、それぞれの役割分担、工程手順などを確認し合いました。
プランナーの描いたスケッチは、いわば施主の希望を叶える完成予想図。そこから設計スタッフが設計図を作製し、さらに家具職人が製作図を作製していきます。また、施工管理(スタイル工房スタッフ)が家具の搬入や作業工程のスケジュールを管理・調整、大工がそれに合わせて他の作業をすすめていきます。

リノベーション密着レポ|プランナーと職人たちの打ち合わせ風景
打合せ風景

リノベーション密着レポ|キッチン設計図
プランナーのスケッチを元に設計スタッフが作製した設計図
青…家具職人工事、オレンジ…大工工事、緑…タイル工事 と役割毎に色分けして打ち合わせしました。

リノベーション密着レポ|家具職人の製作図
家具職人の製作図。何分割にして製作するか、耐久性は保てるかなどに配慮した図面

打ち合わせ後、実際の現場では大工がシステムキッチンのサイズに合わせた台輪(台座)を作り、キッチンメーカーがシステムキッチンを搬入。その後、大工がカウンター下地を作り、家具職人へつなぎ、家具職人が製作してきたカウンター本体、袖壁、天板を据え付けました。

リノベーション密着レポ|大工が担当したカウンター下地
大工が下地を作っている間に、家具職人も現場に出向いて、搬入経路の幅や高さを確認したり、台輪や側壁などの採寸をして、実製作の準備に取り掛かります。

家具職人の仕事場は、繊細な手仕事や塗装のできる工房。工房でパーツ毎に製作・塗装まで行い、現場で組立て・設置・建具の取り付けをします。

リノベーション密着レポ|家具職人がカウンター家具を設置リノベーション密着レポ|建具を現場で取り付け
リノベーションでは既存の建物の歪みが必ずあるもの。家具職人は現場で補正しながら組み立てます。

リノベーション密着レポ|造作家具 取付完了
大工と家具職人の連携で設置された造作収納カウンター

リノベーション密着レポ|大工の階段製作風景リノベーション密着レポ|大工の階段製作風景
家具職人がカウンター設置している期間、大工は階段製作をするなどほかの箇所を段取りよくすすめていきます。

 

◆ ミリ単位にこだわる積み重ねが上質を生み出す

リビングのAVボード収納は一見シンプルですが、大工と家具職人が協力してミリ単位の調整を行ない、仕上がりの美しさを追求しています。

リノベーション密着レポ|造作AVボード
製作プロセスとしては、まず大工が全体の枠組みを上下に分けて作り、下部に家具職人の作ったAVボードを組み込みます。両者が細かく下打ち合わせしたのは、収納内部に使う厚さ2.5㎜のプラスチック化粧板をどこまで貼るかということ。できている枠の中になにかを収める場合、どうしても数ミリの隙間が必要になります。この隙間をできるだけ抑え、ぴったり収まっているように見せる工夫をしました。

リノベーション密着レポ|AV]ボードの隙間調整
正面から見える隙間は、AVボードの扉を調整して隠すことに。こうした1~2mmという細部へのこだわりがトータルクオリティの向上へとつながっていくものと考えています。

リノベーション密着レポ|隙間のないすっきりとした仕上がりのAVボード
スタイル工房の思いを支えているのが、いろいろな職人たちとその技術。その仕事ぶり、技術、細部への思いを紹介していたらページがいくらあっても足らないくらい。そこで、次回は実際にできあがった写真を紹介し、ご家族の声を交えながらリノべ完成レポートをお送りします。

 
M様邸のキッチンカウンター・AVボード製作は…
 
NATURE FURNISH
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