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【プランナー監修】リフォームで叶えるロフト活用術!空間を広げるアイデア事例

2026年06月16日(火)

住まいの限られた空間を有効活用する方法として注目されている「ロフト」。収納だけでなく、趣味スペースなど多彩な使い方ができる一方で、リフォーム時には法令や断熱性への配慮も欠かせません。今回は、ロフトリフォームのメリットや注意点をプロに聞いてきました。実際の施工事例もご紹介します。

チーフプランナー 於保
一級建築士
マンション・戸建て共に数多くのリノベーションに携わってきた。機能美、住まう人の日々の暮らしやすさ、そして将来も踏まえた心地よさを追求。

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目次

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リフォームでロフトをつくる時のメリットとデメリット

空間を立体的に使い住まいを有効活用

ロフトの魅力は、限られた床面積の中でも縦方向の空間を有効活用できる点にあります。特に狭小住宅や、天井高に余裕のある住まいでは、使われていなかった上部空間を活かすことで、住まい全体にゆとりが生まれます。

収納スペースとしてはもちろん、趣味部屋やワークスペース、子どもの遊び場など、使い方はさまざま。於保プランナーも「ロフトは床面積を増やさずに空間を有効活用できる点が魅力です。特に戸建てでは、屋根裏空間を活かせるケースも多く、暮らし方に合わせて自由度の高い提案ができます」と話します。

「スペースを有効活用できる一方で、ロフトならではのデメリットもあります。まず挙げられるのが夏の暑さ。屋根に近い位置にあるため日差しの影響を受けやすく、熱もこもりがちです。天井を上げてロフトを新設したり、屋根裏収納をロフトへ変更する場合は、断熱性能を高める工事が欠かせません」(於保プランナー、以下同)。

また、はしごで上り下りするタイプは使いづらく、掃除のしにくさもあって「結局使わなくなってしまった」というケースも。せっかくのロフトがデッドスペースになってしまってはもったいないですね。

「ロフトは“何に使うか”を明確にして計画することが大切です。メリットとデメリットを理解し、暮らしに合うロフトのあり方を考えることが、満足度の高いリフォームにつながります」

 

 

法令は要確認!リフォームでロフトをつくる時の注意点

ロフトのリフォームは自治体ルールも確認

「ロフトをつくる際は、建築基準法や自治体の条例を必ず確認する必要があります」と於保プランナー。

床から天井までの高さは140cm以下、床面積が直下階床面積の1/2以下であることなどが定められています。梁の高さは変えられないため、既存の構造をふまえた設計が欠かせません。

また、自治体によってはロフトへの固定階段が不可とされている地域も。例えば渋谷区では、ロフトにはハシゴや取り外し可能な可動式階段しか取り付けられません。安全性や使い勝手を考えて固定階段を希望する方も多いですが、法令内でプランニングできるよう、事前確認がとても重要です。

「さらに、デメリットの話にもありましたが、ロフトは屋根に近いため断熱工事が必須です。工事では、屋根の内側から断熱材を施工して断熱性能を高めます。

照明やコンセントの位置も使い勝手に直結するため、計画段階でしっかり検討しておきたいところ。吹き抜けと組み合わせる場合は、シーリングファンを設置して空気を循環させると快適性が高まります」

マンションでは一般的な“ロフト”という扱いではなく、ロフトベッドなど造作家具として設計するケースがほとんど。戸建てとは異なるルールが適用されます。天井高や構造条件、マンション規約などによってつくり方が異なるため、住まいに合わせて計画します。

ここからは、ロフトまわりの代表的なリフォーム事例をご紹介します。

 

 

ロフトのリフォーム例① 造作階段をつくって使いやすく

【戸建て|築10年|リノベーション面積 約59㎡】

こちらの事例では、もともとはしごで上っていたロフトに固定階段を造作。
ロフトをより使いやすく、安全に活用できる空間へとリフォームしました。

 

安定感が増したことでロフトへのアクセスがスムーズになり、日常的に使いやすい空間に。
階段の下の段は収納付きベンチにして、スペースを無駄なく活用している点もポイント。
ロフトだけでなく、そこへ至る過程まで丁寧にプランニングすることで、住まい全体の快適性を向上しました。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_s109.html
※固定階段の可否は自治体や条件によって異なります。

 

 

ロフトのリフォーム例② 天井を上げて趣味の部屋を新設

【戸建て|築22年|リノベーション面積 約160㎡】

こちらの事例では、天井高を確保するために屋根形状を活かしながら空間を再構成。
梁を現しにしてダイニングの上は伸びやかな吹抜けにし、キッチンの上にロフトを新設しました。

 

趣味のアイテムをコレクションして、「好き」をぎゅっと集めた隠れ家のようなスペースに。
リビングにいる家族の気配を感じつつ、一人の時間を楽しめる空間でもあります。

 

階下からロフトを見上げると、コレクションたちがお行儀よく並んでいますね。
ロフトが暮らしに遊び心を添えてくれます。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_a25.html

 

 

ロフトのリフォーム例③ マンションの造作ロフトベッド

マンションなどで本格的なロフト設置が難しい場合でも、ロフトベッドという形で空間を有効活用できます。
床面積を増やさず、上下に空間を分けることで、限られたスペースをより広く使えるのが魅力です。

 

【マンション|築30年|リノベーション面積 約60㎡】

こちらの事例では、リビングに小上がり畳を備えたロフトベッドを造作しました。
リフォームのきっかけは、個室を子どもたち2人の部屋にするために、LDKに両親の寝室が必要になったこと。
昼間はLDKのくつろぎスペースとして使い、夜はロフトベッドと、畳の上に布団を敷いて眠ることができます。

 

ロフトの内側には床を掘り込んだデスクカウンターも造作。
テレワークに大活躍しているそうです。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k137.html

 

 

まとめ

ロフトは、天井の高さを活かして空間を広く使える魅力的な場所です。子どもの遊び場や趣味部屋、収納など用途は幅広く、暮らしの可能性を広げてくれます。一方で、天井高や床面積の制限、固定階段の可否など法令上のルールが多いため、事前の確認が欠かせません。断熱や照明計画など、快適性を左右するポイントも重要です。

於保プランナーは「ロフトは使い方を明確にして計画することが成功のカギ」と話します。戸建て・マンションそれぞれに合った方法で、暮らしに寄り添うロフトづくりを検討してみてはいかがでしょうか。

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