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【リノベ会社のマネージャー監修】トイレと手洗いを別の場所に!リフォームのポイントと注意点

2025年09月09日(火)

タンクレストイレが主流になったことで、トイレの個室内や、トイレの外に独立した手洗いシンクを設置するおうちが増えてきました。トイレと手洗いシンクを別の場所に分けるときの注意点や、最近の手洗い場所のトレンドなどについて、リフォームのプロに聞いてみました。

マネージャー 楢崎 
インテリアコーディネーター

舞台照明の仕事に10年以上携わったのち、リノベーション業界へ転身して20年。
スタイル工房には入社して12年が経ち、現在はマネージャー兼プレイヤーとして8年ほど、現場に関わりつつ、
採用や教育、社内業務の管理など、幅広い業務を担っている。趣味はキャンプ。保護猫との暮らしに癒される毎日。

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目次

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トイレと手洗いを別にするリフォームの注意点は?

「工事中は、何日かトイレが使えませんのでご注意を!」

手を洗う場所とタンク、便器が一体型になったトイレをタンクレスにしたい!というリフォームの場合、まず気をつけるべき点はどのようなことでしょうか?

「まず最初にお伝えしているのは、トイレだけのリフォームでも1日では工事が難しいということです。トイレが複数ある戸建てはいいのですが、マンションの場合はトイレが使えないとなると、住みながらのリフォームは難しいかもしれませんね」(楢崎、以下同)。

たしかに…。とはいえ、仮住まいするほどでもないと思うのですが、皆さんどのようにされているのでしょうか?

「3日ほどご旅行などで家を空けていただくことが多いですね。長期のお休みのなかの、帰省の期間にあたるようにするなど、相談しながらこちらも工事を手配します」

手洗い洗面台を新しく設置するような場合、床を開けて排水管を通す必要があり、そこから内装仕上げ、便器の設置と進むため、部分工事でも1日で済ませるのは難しいのだそう。マンションでトイレリフォームを予定している人は、あらかじめ数日は家を空けられるようにしておきましょう。

 

 

トイレと手洗いを別に設置した間取りのトレンドは?

「コロナ以降、“アウトベイシンスタイル”が増えてきました」

手洗い付きトイレがタンクトイレに取って代わられたように、手洗いにも流行やトレンドはあるのでしょうか?

「トイレ内に手洗いカウンターをつくることもありますが、最近はトイレだけでなくリビングや玄関、お風呂からもアクセスのよい場所に独立した大きめの洗面台をつくることが多くなりました。

洗面脱衣室から洗面カウンターを出して、トイレの手洗いなども兼ねる“アウトベイシンスタイル”と呼ばれるかたちですね。コロナ禍で帰宅後の手洗いやうがいが習慣化したこと、お客さまにも手を洗っていただく機会が増えたことで、手洗いがよりパブリックな場所になったといえます」

マンションでは特に人気で、脱衣室に充分な洗面スペースがとれない場合などにもオススメの方法。外に出すことでインテリアの一部としてデザインにこだわったり、ゆったりとしたつくりにする人も多いのだそう。

アウトベイシンスタイルの手洗い洗面台の例

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k127.html

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_s116.html

 

 

リフォーム事例①|トイレ個室内の収納付き手洗いを

【マンション|築20年|トイレ:LIXIL サティスG】

こちらはメーカーの手洗いとユニット収納を組み合わせて設置した例。

手洗いのシンク下は扉で閉じて、ストックのトイレットペーパーなどをしまう場所に。
アースカラーの床とクロスを用いたシックなトイレ空間に、ミニマムなデザインが似合います。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_s122.html

 

 

リフォーム事例②|タイルで造作した手洗いカウンター

【戸建て|築44年|トイレ:TOTO スタイル工房標準品】

目の覚めるような明るいイエロークロスで彩ったトイレ空間。
洗面台はタイルで造作し、シンク下をオープンにしてワゴンやストックがたっぷりしまえるようにしました。
壁の一部とニッチにあしらったレトロなタイルもかわいいですね。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_y78.html

 

 

リフォーム事例③|トイレの外の廊下に別で手洗いを

【戸建て|築26年|トイレ:TOTO ネオレスト、洗面台: KOHLER】

アメリカKOHLER(コーラー)社のペデスタルシンクにタイルを組み合わせて、印象的な一角に。
玄関を入ってすぐの場所でもあるため、帰宅後の手洗い用も兼ねています。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_h63.html

 

 

リフォーム事例④|ホテルライクなオープンスタイル

【マンション|築41年|トイレ:TOTO ネオレスト】

最後にご紹介するのは、トイレと洗面脱衣室が一体になったホテルスタイル。
シャワールームも一体のサニタリー空間となっており、質の高い素材選びでよりラグジュアリーに。
間接照明の使い方も印象的ですね。

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_z1.html

 

 

まとめ

「少し前まではトイレの手洗いは造作カウンターが人気でしたが、いまは既製品のオシャレなものもたくさん出ています。既製品をタイルなどと組み合わせて、造作っぽく見せることも可能ですよ」と楢崎マネージャー。ショールームなどで確認することもできますので、お気軽にご相談ください。
使いやすい手洗いの配置は、家族それぞれの生活動線によっても変わります。普段から「どこにあったら使いやすい?手洗い習慣が身につきやすい?」と考えて、話し合ってみるのもいいですね。

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