事例No.812一人ひとりが居心地よく東京都　マンションリノベーション

築15年のマンションにお住まいのUさんご家族。水回り設備の交換と合わせて、今の家族の暮らしに合わせた住まいにリノベーションしたいとお問い合わせいただきました。家族それぞれの部屋とみんなが集うLDKと、きちんと空間を分けたいと考えていらっしゃいました。

テーマ

• 実際の生活を想定した動線設計
• 自然素材で心地よい空間に

ポイント
おうちの真ん中で空間を分断していたキッチンを壁側へ寄せ、おうちの中心を貫くように廊下を計画。こうすることで、それぞれの居場所を確保しながら、各空間にアクセスしやすくなりました。キッチンから水回りへは直接アクセスできるように。とても使い勝手のいい家事動線になっています。

もともとの居室部分に妻と娘さんたちのスペースをまとめ、廊下の一角にはパウダーコーナーとしても使える共有のデスクを設置。さらにロフトベッド＋収納を造作し、限られた空間を有効活用しています。
玄関ホールとリビングの間に設けた夫の部屋は廊下側と分け合う形の収納など、空間を広く使うために細かい工夫を重ねました。

壁・天井は珪藻土やエッグパルプ（卵の殻とリユースした紙で作られた壁紙）などエコな素材で仕上げ、個室の床は足ざわりの心地よい無垢材を、LDと個室には床暖房対応の三層フローリングを採用しました。珪藻土もエッグパルプも調質性能が高いため、家のどこにいても快適な湿度で過ごしやすくなっています。
圧迫感が出てしまう角はアールにして、木目と白を基調としたシンプルなデザインに優しい雰囲気を添えました。