事例No.715毎日の使いやすさを大切に神奈川県横浜市　戸建てリノベーション

オーク材のフローリングにホワイトオイルを塗り重ねた優しい色合い。
白で統一されたすっきりしたLDKの収納扉には、細かくラベリングされたファイルボックス。
収納を中心に間取りを見直し、持ち家をより暮らしやすくアップデートしたO様邸をご紹介します。

「子どもたちも独立し、夫婦ふたりの暮らしに合わせたリノベーションを」と、きっかけを語るO様ご夫婦。
ちょうど外壁の塗り替え時期や、設備の老朽化による交換時期が来ていたのも理由のひとつでした。
一戸建てのリノベーション実績が豊富な会社を3社回り、依頼を決めたのがスタイル工房。
「お店の雰囲気と、担当者の方の対応に魅力を感じました」と当時を振り返ります。

リノベーションにあたって、O様が最も重視したのは、片付けやお掃除がしやすいこと。
そのための家事動線の確保や、収納計画を改めて考え直すことからスタートしました。
また、ふたり暮らしに合わせたシンプルな間取りと、LDKを広くすることなども希望されていました。

もとの1階はキッチンを中心に、ダイニングが北側、リビングが南側に分断された間取り。
そこで、キッチンを北側に移してリビングとダイニングをつなげたことで、明るく広々としたLDＫに。
フルオープンのキッチンはLD側から生活感が見えてしまいそうですが、「作業をしながら片づけるようにしているので、気になりません」とのことです。

廊下とキッチンを隔てていた耐力壁は、構造上の問題で撤去が難しかったため、うまく生かして収納にしました。
収納内部は「どこに何を入れるか」の計画をしっかりと立ててから造作。
右側にはイケアのウォールシェルフを設置し、無印良品のファイルケースを活用して薬や書類、メイク道具、文房具などの細かいものをしまっています。
左側には無印良品のハンガーラックに部屋着やガーデニング用の服、アウターなどをかけて、ここだけで室内の着替えが完結するようにしました。

さらに、キッチンの背面にも大型の収納を造作しました。
左側は家電類の定位置とし、収納棚の高さに合わせた引き出しを家具店でオーダーしています。

LDK以外の場所でも、洗濯機置き場を別に設けて扉を新設。
「洗濯パンの周りにホコリや髪の毛がたまりやすく困っていたのですが、格段に掃除がしやすくなりました」。
玄関は壁全面の下駄箱をセパレートタイプに変更し、右側の壁をエコカラットで仕上げて姿見を設置。
間取り自体はシンプルに4LDKから3LDKへの変更ですが、暮らしやすさへの工夫が随所に光ります。

「なるべく効率的に片付けをしたいという希望が叶い、リノベーション後は掃除や片付けがラクになりました」。
とても快適です、と笑顔のO様。
時間にも余裕が生まれ、リビングから望む自慢のお庭でのガーデニングを楽しむ日々です。