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60㎡以下でも広々♪快適なコンパクトハウスのつくり方

2021年5月2日(日)
中古物件を探すときに、多くの人が条件に挙げているという広さが「60㎡以上」。たしかに、ふたり以上の家族がゆったりくつろげるLDKと個室、水まわりに収納…と考えるなら、60㎡程度は必要な気がします。しかし、いわゆる「狭小住宅」といわれる物件でも、リノベーションの力で広さ以上の開放感や暮らしやすさを叶えることができるのです。リノベ面積と合わせてご紹介します。

 

【48㎡/戸建て】築33年の実家。都心の利便性と開放感を両立


最初は、延床面積48㎡の一戸建てです。
築33年のご実家を相続したものの、狭さや騒音などの問題で住むかどうかお悩みだったお客様。
プライバシーを守りつつ広々としたリビングの実現、使いやすい収納や室内干しスペースなどがご希望でした。

リノベのネタ帳|コンパクトハウス 狭小
2階建てで延床48㎡というと、1フロアはだいたい1Kのマンション一室くらいの広さ。
それでも天井を上げて縦空間を確保することで、こんなに伸びやかな空間になりました。

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LDK横にはフリールームをつくり、大きな室内窓を設けて空間を一体化。
フロア全体が見渡せるため、実際の面積以上の開放感を味わうことができます。

リノベのネタ帳|コンパクトハウス 狭小リノベのネタ帳|コンパクトハウス 狭小
水まわりはホテルライクにまとめて、コンパクトながらゆったり、スタイリッシュに。
中二階に室内物干しのためのユーティリティスペースもつくりました。
この奥に洗濯機も置いているので、洗面室まわりもより機能的に、スッキリとしています。
ムダのない動線と開放感、デザインに利便性と、欲しいものすべてを叶えたおうちになりました。

上記事例詳細はこちらから
No.748 狭さを克服!120%の思いを詰め込んで

 

【57㎡/マンション】角部屋のポテンシャルを最大限に

つづいてはマンションです。
お住まいの賃貸住宅からの住み替えで、眺望のよい角部屋の中古マンションを購入されたご夫婦。

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間取りは大きくは変えずに、閉鎖的だった独立型キッチンをオープンにして、風の通り抜けるLDKに。

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個室をつくるとどうしても壁ができるため、通風と採光が限定的になりがちです。
そこを、壁や建具で仕切らないオープンな部屋をLDKとつなげることでクリアしました。

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窓のない玄関側にも光が届くよう、リビングドアにはガラスのはいったものを採用。
キッチン側からも洗面室を通り抜けて廊下側に通じる回遊動線で、効率的に動くことができます。

上記事例詳細はこちらから
No.689 風の吹き抜ける場所

 

【59㎡/マンション】築48年のわが家で、愛猫とともに


お祖母様から受け継がれたマンションも築48年を迎え、老朽化とともにあちこちに不便を感じていたご夫婦。
洗濯機用の排水口がないことや、むき出しのままの後付け給湯器なども解消したいとリノベに踏み切りました。

リノベのネタ帳|コンパクトハウス 狭小
キッチンは少しだけバルコニー側に移動して、LDKのアクセントになるグリーンのタイル貼りに。
ノスタルジックなイメージのパーケット貼りの床とも馴染んで、レトロモダンな空間のできあがり。
トーティシェル(べっ甲)柄の美人猫ちゃんも「似合うでしょ?」とばかりにモデル座り。

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リビングの間取りそのものは変えていないものの、造り付け家具を撤去したり、移動することで広々と。
一角の書斎コーナーはデスクを広げ、作業しやすい環境に整えました。

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外国のアパートのようにまとまっていたバスルームとトイレはそれぞれ独立させて、機能的なユニットバスを導入。
洗面台の下には、キャットトイレ用スペースも確保しました。
ここならお掃除しやすく、猫ちゃんも落ち着けていいですね。

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No.697 レトロモダンで快適な暮らし

 

【51㎡/マンション】子ども部屋もふたつ確保!家族4人で楽しく


つづいては、51㎡のマンションに家族4人で暮らすご夫婦。
もとは奥様が独身時代から住んでらっしゃったお部屋で、子どもの成長に合わせて子ども部屋が必要になりました。

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まずは南面2室の壁や収納を取り払って、家族が集まれる明るく広々としたLDKを確保。

リノベのネタ帳|コンパクトハウス 狭小
LDKとつながるかたちで寝室をつくり、普段はLDKの一部として使えるようスペースを確保しました。
お布団を入れる収納や、床を柔らかいコルクにすることで就寝時の居心地もばっちり。

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気になる子ども部屋は両親の寝室のお隣で、こちらは男の子側のスペース。
奥のベッドは造作で、ライトや小窓などがついている楽しいデザインは子どもたちのアイデアだそう。

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こちらは女の子側のスペースで、もう一方のベッドの上段がこちらのベッドになっていることが分かります。
それぞれの部屋で凹凸になっている造作ベッドで、ゆったりとプライベートなお部屋を手に入れたきょうだい。
スペース有効活用のナイスアイデアです。

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No.655 51㎡のFAMILY-BASE

 

【52㎡/戸建て】二世帯住宅の子世帯に水まわりを新設


二世帯住宅も、スペースの有効活用がカギになるリノベーションといえるでしょう。
とくに、もともと二世帯仕様ではないご実家に、子世帯が移り住んでリノベ、という例が近年は増えています。

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こちらもそのひとつで、2部屋+納戸という2階の間取りを、子世帯用に再構築。
LDKとお風呂を新設し、生活時間が違っても親子それぞれが不便を感じないようにしました。

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子世帯は1LDKの間取りですが、リビングには小上がりの畳スペースを設置。

リノベのネタ帳|コンパクトハウス 狭小
ここをスクリーンで仕切って、もうひとつの個室のように使うことができます。
小上がりの下には大容量の引き出しもつくりました。

リノベのネタ帳|コンパクトハウス 狭小
寝室は天井を吹き抜けてロフトを設置。
はしごでなく固定階段にすることで、ロフトに上がりやすいだけでなく、階段下もデスクコーナーとして活用。
カーテンの向こうはウォークインクロゼット。
随所に収納やスペース活用の工夫を凝らすことで、平米数以上の開放感と使い勝手を実現しました。

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No.659 憩

 

まとめ


最後に番外編として、64㎡の一戸建てに3世代6人で暮らすおうちをご紹介します。

リノベのネタ帳|コンパクトハウス 狭小
スペースを最大限につかいながら、家具なども置かなくてすむようにあらゆる場所に収納を造作しました。

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階段下だけでなく、階段の蹴込み部分まで収納に!

上記事例詳細はこちらから
No.717 3世代の思いをつつみこむ家

建坪の少ない一戸建てにつきものの、1階部分の暗さも天井をグレーチングにすることで解消。
アイデア次第で、数字以上の広さや住み心地を実現することができるのが分かっていただけたのではないでしょうか。「この広さじゃ家族で住むのは難しいかな?」と判断してしまわず、ぜひ一度ご相談ください。
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