0120-587-250営業時間:10:00〜18:00(火・水曜定休)

【プランナー監修】リフォームでつくるワークスペース!事例をもとにポイントを解説

2025年05月20日(火)

コロナ収束後、多くの会社で出社とテレワークを組み合わせるハイブリッド勤務が定着しているようです。家でお仕事をする場所も引き続き必要で、リフォームではワークスペースを希望する方がほとんど。そこで今回は、ワークスペースをつくるための打合せでプランナーが聞くことやつくり方のポイントを、事例を見ながら解説します。

チーフプランナー 阿部
二級建築士、インテリアプランナー、二級建築施工管理技士
お客様の希望の暮らしを丁寧に確認しながら、長年の経験、知識を生かして一歩先の提案を提供。
暮らしの変化に伴って再度リノベーションするお客様、住み替えのお客様からのリピート依頼も多数。

――――――――――――――――
目次

――――――――――――――――

 

ワークスペースのリフォーム、ココだけはおさえておこう!

「仕事?趣味?家事?いつ何に使うかをじっくりヒアリング」

まず、リフォームに際しての打合せで、ワークスペースに関してプランナーが必ずお客様に聞くことはどんなことでしょうか?

「打ち合わせでじっくりヒアリングするのは『そのスペースを何に使いたいのか』ということですね。例えば、お仕事であればオンライン会議の有無や、お仕事以外の趣味や家事で使うことも想定しているかどうかなど。

オンライン会議が多いなら背景にスクリーンを下げられるようにしたり、平日は仕事でお休みの日は子どもと並んでゲームをしたいのであれば、椅子を並べられるようにしたり。

ワークスペースでやりたいことによって、必要な広さや他のスペースとのつなげ方、ひいては全体の間取りプランも変わってきます」(阿部プランナー 以下同)。

同時に、いま使っている環境は必ず確認し、一つひとつのアイテムを細かく採寸をしているそう。モニターは何台置くのか、どれくらいの大きさのものを、どのように配置したいのか。パソコンだけでなくプリンターやゲーム機などの周辺機器や書類も、すっきり置けるように量を把握して、あらかじめ場所をつくっておきます。

「それらが出揃ったら、次は電源をどう設けるかという問題があります。造作カウンターならコードを通せる穴を設けたり、コードのごちゃごちゃを解消するためにカウンターの一部に電源タップを置ける場所をつくったり。十分な量が使えて、かつスッキリ見えるおさまりには気をつけています」

共通するのは、ストレスなく使える環境と、見た目のスッキリ感やお掃除のしやすさ。お客様の数だけ“使いやすさ”が存在するワークスペースだからこそ、実際に事例を見ながらマネしたいアイデアを探ってみましょう!

 

リフォーム事例①|一人暮らしのオープンなワークスペース

【マンション|築38年|リフォーム面積 約51㎡】

こちらは、おひとり暮らしのお客様のリフォーム例。
チェッカーガラスの奥に洗面室をつくってLDKをL字型にし、窓際の一角をワークスペースにしました。

 

洗面室の引き戸を開けるとこんな感じで、奥はバスルームにつながります。
ワークスペースは壁一面に棚を造作し、知的なイメージのネイビーのアクセントクロスを貼りました。

 

プランナーからひとこと:「デスクを壁に向けずに置くことで、ワークスペースをゾーニングしています。ソファ側がくつろぎの場所、デスク側がお仕事というように、オープンなLDKの開放感を損なうことなく、空間を使い分けているところがポイントです」

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_a26.html

 

リフォーム事例②|リビングに妻のコワーキングスペースを

【マンション|築20年|リフォーム面積 約119㎡】

こちらはキッチン横につくった妻のためのワークスペース。
メゾネットタイプのマンションの、階段ホール腰壁に沿ってカウンターを造作しました。

 

位置はダイニングとリビングの間で、間取りではLDKの中心あたり。
奥行きのあるリビングの間を間延びさせず、うまくつないでいます。

 

プランナーからひとこと:「地下フロアにつながる階段室の壁を腰壁に変更し、リビングドアの位置を移動することで、開放感のあるリビングに。カウンターは家具調のデザインで他の調度と馴染ませるとともに、機器類などあらかじめ置くものをすべて把握し、キレイに納まるように設計しています」

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_a32.html

 

リフォーム事例③|ダイニングと個室に夫婦それぞれの書斎を

【マンション|築37年|リフォーム面積 71㎡】

隣接する洋室を取り込んでキッチンの向きを変え、広々としたLDKをつくった例。
ダイニングの一角、窓際スペースにデスクを置き、妻のワークスペースとしています。

 

お仕事の合間に窓からの景色を眺めたり、ちょっとひと休みするときにお茶をいれるのにも便利。
日中はLDK全体を書斎として、ゆったりとお仕事をすることができます。

 

妻よりテレワーク多め&書類や本も多めの夫には、独立したワークスペースをつくりました。
照明や置くものなどにもこだわり、自分だけの空間を楽しんでいます。

プランナーからひとこと:「ご夫婦それぞれでお仕事に集中できる環境が違うため、ワークスペースを2つ設ける例が増えています。こちらのご主人はアートなども好きなように飾る場所が欲しいとのことで、個室に。逆パターンで、奥様用に個室を設えるケースももちろんあります」

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_o73.html

 

リフォーム事例④|リビング腰壁を立てて夫婦の仕事場所に

【マンション|築16年|リフォーム面積 約70㎡】

ご夫婦のためのワークスペースといえば、このような例も。

リビングの一面の壁を本棚にして、腰壁を立ててゆるく仕切った奥がワークスペースです。

 

窓側にはL字型にカウンターデスクを造作し、夫のためのスペースに。

 

対面の壁には妻のためのカウンターデスク。
夫婦が背中合わせになるかたちで、同じ空間にいながら集中してお仕事に取り組むこともできます。

プランナーからひとこと:「ご夫婦ともたくさん本をお持ちだったため、リビングの一部に本棚と書斎スペースを設けました。リビングと仕切る腰壁は、開放感を保ちつつ手元が見えない高さをじっくり検討して設計しています」

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_s63.html

 

リフォーム事例⑤|ワークスペースにコレクションを飾って

【戸建て|築28年|リノベ面積 約160㎡】

最後は戸建ての例をご紹介します。

玄関横の個室をオフィススペースにして、趣味のコレクションもディスプレイできる仕様にしました。

プランナーからひとこと:「フィギュアだけでなくゴルフなど、多趣味なお客様のためのワークスペースです。ディスプレイ棚にはガラス扉と、照明も仕込んでコレクションが映えるように設計。好きなものに囲まれて、きっとお仕事もはかどるはず」

https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_s114.html

 

まとめ

最近のリフォームでは、必ずといっていいほどつくるワークスペース。デザインも使い勝手も千差万別で、ここにはご紹介しきれなかったものでユニークな例もたくさんあります。
「寝室の一角につくったワークスペースには、お客様のご要望で小さな洗面シンクを設置した例も。家具職人に依頼して、書棚からデスクまで全てを思い通りに造作したお客さまもいらっしゃいました」

スタイル工房の「施工事例」ページでは、マンションや戸建ての別、家族構成のほか、フリーワードでの絞り込みもできます。ぜひ「ワークスペース」で検索して、お気に入りを見つけてみてください。

  • facebook
  • instagram
  • twitter
  • pinterest
  • youtube