事例No.822家族みんなが心地よい　バリアフリーな住まい神奈川県横浜市　マンションリノベーション

家族の介護をよりしやすくなるようにと、以前よりも広い中古マンションをリノベーション前提で購入し、ご相談にいらっしゃったNさんご夫妻。
ストレッチャーで移動がしやすいように、間口や廊下を広げ、できるだけ間仕切りの少ない開放的な空間をご希望でした。
お菓子作りに集中できる工房スペース、在宅ワークのための書斎に加え、たっぷりの収納スペースが欲しい、必要に応じて断熱改修もしっかりしておきたいとご相談いただきました。

テーマ

• ゆとりと動線を重視した空間づくり
• 好きなインテリアをカタチに

ポイント
ご相談頂いたときからある程度「こんな間取りにしたい」とご希望が明確だったため、それらを実際に現地調査をした上で、使いやすさや暮らしやすさを考慮して整理、プランしています。

玄関横の居室を一部取り込んで、大きく広げた玄関土間。続く廊下も必要充分な幅まで広げました。ドアは全て引き戸にし、玄関横の寝室は３枚引き戸で大きく開くので、ストレッチャーが無理なく移動できます。
LDKは広々とした空間を確保。キッチンはぐるりと回れて動線のよいアイランドキッチンにしました。キッチンの背面には待望のお菓子工房も配置。キッチン側の室内窓から甘い香りが漂います。
玄関からも廊下からもアクセスできる書斎スペース、寝室につくったたっぷり収納できるオープンなウォークインクローゼットなど、家全体のアクセスのしやすさと必要なスペースの確保を両立しました。

インテリアはこちらもご希望のイメージを元に、天井を一部現しにしたスラブのラフな感じとオークの無垢床やヘリンボーン貼りの天井などのナチュラル感を組み合わせました。これは鉄骨×木という異素材をうまく調和させたスタイル工房の横浜ショールームを参考にしたもの。室内窓の黒い枠が空間全体を程よく引き締めています。

窓には全てインナーサッシを入れて断熱性能を高め、快適に過ごせる住空間を目指しました。リビングの大きな窓は折れ戸タイプだったので通常のインナーサッシではなく4枚引き戸を提案。引き込み式なので、開け放すともともとの開放感をそのまま楽しむことができます。

「やりたい」をたっぷり詰め込んだ、納得の心地よい住まいになりました。