事例No.699day to day東京都武蔵野市　マンションリノベーション

2年前、当時住んでいた賃貸マンションの更新時期と、ご主人の両親が賃貸に出していたマンションの契約満了が重なり、ご主人の「元実家」に住むことにしたAさん家族。
すでに築30年以上を経ており、新築物件の購入も検討しましたが、実家から近いことや環境に大きなメリットを感じ、ここでの暮らしを選びました。
2年ほど暮らして実感したのは、寒さと収納の使いづらさ。
「以前は新築の賃貸物件に住んでいたので、その差は歴然でした。冬は暖房をつけてもすき間風が入ってくるし、床がとにかく冷たくて」とご主人。


奥様は「クロゼットがなく、洋服用のラックを部屋にむき出しに置いていたのがストレスでした」といいます。
メインの収納が昔ながらの押し入れしかなかった上に、カビが生えてしまったこともあるそうです。

どこまで手を入れるか迷いがあったものの、今の不満を解消したくてネットでリノベ会社を探し始めたAさん家族。
「スタイル工房さんは、施工例が多くてどれもデザインがステキでした。一度訪問したら、その後の売り込みが激しい会社もあったなか、（スタイル工房は）そんな『圧』もなくてよかった」と奥様。
ご主人も「実は住み替えも視野に入れていたのですが、住み心地は断熱工事で改善できると説明していただき、リノベに前向きになれました」と話します。

1階の、北と東に開口している物件ということで、プランニングでは通風や採光も重視。
まず壁に断熱材を入れ、コスト面であきらめた床暖房の代わりに、床下にセラミック製の断熱塗料を施工しました。
窓回りにはインナーサッシも設置し、バルコニーに面したLDは面積を広げてキッチンもオープンに。
熱を逃がさない工事をしっかり行った上で、空間に光が行きわたる間取りを再構築しています。

もう一つの課題であった収納は、ウォークインクロゼットとシューズインクロゼットの新設でクリア。
各部屋に分散していた小さな収納を、家族のものがまとめてしまえる大型収納に集約しました。
ウォークインクロゼットは家族全員が使いやすいよう、廊下側と寝室側に出入口を設置。
洗濯物をしまうときは廊下から、朝起きて身支度は寝室からと、その都度回り込まなくて済む上、風通しも確保されるため湿気がこもりません。
玄関はトイレを移動してたたきを広げ、シューズインクロゼットをつくりました。
以前から玄関に置きたいと考えていたスポーツ用品、DIYの道具などもまとめて収納できるように。
「タイプの違うベビーカーを2台持っていたため、リノベ前の玄関はベビーカーで占拠されていました…今はすっきり。来客時などはロールスクリーンで目隠しできるのもいいですね」。

Aさん邸のLDKで目をひくのが、一角に設けたキッズスペースの、かわいいおうち形のアルコーブ。
「せっかく自由度の高いリノベを行うのだから、個性的な部分をつくりたくて」と奥様。
おもちゃの収納や、雑貨のディスプレイに活用しているそうです。
子どもが成長して個室がもう1つ必要になったら、壁を立てて個室にもできるつくりになっています。

工事中に第2子の妊娠が分かり、現在はにぎやかな4人家族となったAさん一家。
「冬もあたたかく、LDKは明るく開放感たっぷり。家族で過ごす時間が心地よく、安らぎます」と笑顔でお話してくれました。