【お客様の声】二世帯住宅のリノベーション、成功の秘訣は距離感とつながりの両立
約20年前、妻の実家でお母様との同居を始めたI様ご夫婦。それから3人のお子さまに恵まれ、さらに7年間のアメリカでの生活を経て帰国。子どもたちが成長し自分の部屋が必要になったこともあり、事務所として使っていた部分も含めた家全体のリノベーションを決意しました。今回は、二世帯住宅で親子世帯それぞれが心地よく暮らすための工夫やリノベーションのプロセス、完成したおうちの住み心地などを伺いました。
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目次
- 親世帯の二世帯住宅リノベーション|玄関も備えた居住空間に
- 子世帯の二世帯住宅リノベーション①|玄関に開放感をプラス
- 子世帯の二世帯住宅リノベーション②|憧れのヘリンボーン床
- リノベーション会社選びのこと|スタイル工房の印象は?
- まとめ|家族の成長とともに変化する、これからの二世帯住宅
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親世帯の二世帯住宅リノベーション|玄関も備えた居住空間に
上下階で工事を分けることで、仮住まいナシで新生活へ
まずは建物の1階部分に暮らすお母様にインタビュー。長年、ご親族と営んできた水道業の事務所として使っていた1階は住居として使うには設備も整っておらず、入り口はシャッターで床は土間という状態。断熱性を含めた住宅性能の部分から、大きく手を入れる必要がありました。
お母様が希望されたのは「自分の生活が完結する空間」。キッチン・浴室・トイレなどの水まわりはもちろん、玄関も独立したものを設置。間口を広く、階段の上り下りを最小限にすることで、将来を見据えた安心の暮らしを叶えています。
天井を上げたことで、もとの事務所の面影を感じさせない開放的な空間に。もともとお持ちのアンティーク家具が映える落ち着いた色味のキッチンは、ショールームで展示されていたものを気に入って採用しました。
工事は1階を先に完成させ、お母様と小学生のお孫さん、ワンちゃんが住みながら上階の工事を進める段取りに。「娘夫婦と長男、長女は仮住まいとなりましたが、私たちだけでも慣れない環境に引っ越さず生活できたのはとても助かりました」とのこと。
また、ご家業で長年、住宅関係の職人を多く見てきたお母様。工事中を振り返り「自分たちの時ってこんなにお客様と深く関わっていたかしら?と思うほど、細かいところまで丁寧に対応してくれました」と感心されていました。

LDKと寝室、水まわり、玄関、収納を備えた1階親世帯。
子世帯の二世帯住宅リノベーション①|玄関に開放感をプラス
住宅面積は日本の約4倍!帰国後も広々暮らすには?
7年間のアメリカ生活で、天井が高く広いリビングの心地よさを知ったご夫婦。帰国後の住まいにもその感覚を取り入れたいと考え、2階と3階は「開放感」をキーワードにプランニングが進みました。
特に玄関まわりは、夫が強く希望したポイントです。階段の壁を抜いて光が抜けるように設計することで、以前とは比べものにならない明るさに。子どもたちももう大きいため、腰壁がなくても落下の心配はありません。
階段下も、壁で閉じずに収納にすることを希望。これにより、ゴルフバッグやキャンプ用品など、大きな荷物もたっぷりしまうことができます。リビングもできる限り天井を上げて、さらに折り上げ天井で縦の開放感を演出しました。
また、窓をすべて二重窓にし、ガラスも断熱性の高いものへ変更。夏の暑さも大幅に軽減され、快適性が格段に向上したそう。また「リビングは道路に面していて、けっこう車通りもあるんですが、救急車が通ったときもほとんど気になりませんでした」と夫。驚くほどの静けさを実感されているそうです。

開放的な玄関空間。入って右側に親世帯への引き戸が。
子世帯の二世帯住宅リノベーション②|憧れのヘリンボーン床
迷いながらも「やっぱり選んでよかった」
子世帯の中心となる2階のLDKは、妻が最も時間をかけて検討した場所です。クリナップとウッドワンを組み合わせたキッチンは、木の質感と機能性のバランスが絶妙。タイルやカウンターの色味も丁寧に選び、どこか輸入住宅を思わせる瀟洒なLDKとなっています。
特にこだわったのが、ヘリンボーンの床。「以前の住まいで気に入っていたパーケットフロアの記憶から、憧れはあったものの、予算との兼ね合いで悩みました。でも、結果的に採用して正解でした。子どもたちにも自分の部屋ができたけど、やっぱり家族が集まるリビングは居心地よくしたかったので」。
「キッチンカウンターは、娘と一緒に料理をすることを想定してゆったりと設置しました。まだ頻度は少ないものの、いつか一緒にキッチンに立つ時間が増えたらいいな」とワクワク。アメリカでは一般的なビルトインオーブンも設置し、ピザやグラタン、肉料理などに活用されているそうです。

ヘリンボーンの床が印象的なLDK。壁付けキッチン+アイランドカウンターで作業スペースも広々。
リノベーション会社選びのこと|スタイル工房の印象は?
プラン提案から自分の“好き”を発見できた!
リノベーションにあたっては、大手ハウスメーカー含め何社かにプラン・見積り依頼をされたI様ご夫婦。1階が事務所兼倉庫、工法も鉄骨造ということで、技術的に『できない』と断られた会社もあったそう。
「他の会社は、予算内だと選択肢が限られていたり、なんだか味気なく感じてしまったり。そんな中で、もとの家の残せる部分は生かして提案してくれたのがスタイル工房さんでした」。
もとはお父様がこだわって建てた注文住宅。お母様のためにも、思い出を大切に家づくりに向かう姿勢に好感を抱き、依頼を決められました。子どもの頃から踏みしめてきた階段板や3階廊下の収納扉などは、既存を再利用しています。
また、普段から、そんなにインテリアに興味がある訳ではなかったという妻。「最初は、自分が何を好きなのかよく分かっていませんでしたが、いろんな事例を見たりプラン提案をいただくうちに『私って木の質感が感じられるデザインが好きなんだ!』と発見したんです」と家づくりを振り返ります。
建具やヘリンボーンの床はもちろん、天井の一部にも木調のクロスを採用。すっきりと開放的でありながらも、ぬくもりを感じさせる空間づくりに成功しています。

3階の収納扉は既存を再利用。天井を一部木調にして空間になじませています。
まとめ|家族の成長とともに変化する、これからの二世帯住宅
親子世帯それぞれが心地よいペースで暮らせること
今回のリノベーションでは、親子世帯それぞれの水まわりや玄関も別にしたことで、生活音や時間帯の違いを気にせず過ごせるようになりました。それでも、夕食はお母様が2階のキッチンで作ることも多く、自然な交流はしっかり残っています。三世代が無理なく共存できる“緩やかなつながり”が、この家の大きな魅力です。
上2人のお子様はすでに中高生。自分の部屋を持ち、生活スタイルもどんどん変化しています。「子どもたちも、おなかがすいたら自分で料理をしたり、休日は好きな時間に食事をとったり。以前より手が離れてきた」とI様ご夫婦も実感されているそう。家族の変化に柔軟に対応できるのは、既存の良さを活かしながらも、暮らし方に合わせて大胆に間取りを再構築するリノベーションならではといえます。
「大変だったけれど、やってよかった。もう一軒つくりたいくらい」と笑うI様(妻)。家族の歴史を受け継ぎながら、ライフスタイルに合わせて成長し続ける二世帯住宅が完成しました。

子どもが成長しても、大きなテーブルでの団らんは特別な時間。愛犬のピンキーちゃんももちろん参加!








