チーフプランナー座談会『物のカタチを変え 人の気持ちを変える 幸せ作り』とは… Vol.2
2018年2月25日(S)
Vol.2 プランナーの役割
お客様の想いと向き合い、チームの中心となって住まいづくりを提案するプランナーたち。
今回は3人のチーフプランナーに座談会という形でプランナーとして日々考えていることを聞いてみました。
スタイル工房チーフプランナー座談会のVol.2のテーマは「プランナーの役割」です。
【チーフプランナー座談会】
Vol.1 住まいづくりで大切にしていること
Vol.2 プランナーの役割
Vol.3 自分が住みたい家をつくる
Vol.4 スタイル工房だからできること
Vol.5 これからのプランナーに求められること
渡辺 ノリエ
スタイル工房 チーフプランナー
好きなこと:イヌ、ネコ、テニス
於保 誠之
スタイル工房 チーフプランナー
好きなこと:ドライブ
鈴木 ゆり子
スタイル工房 チーフプランナー
好きなこと:美味しいものをつくること
“10年後、20年後の生活の変化をシミュレーション”
― お客様のことを真剣に考えるという面では、コンサルティング的な側面もあるように感じますが、プランナーの役割について思っていることを教えてください。
於保:現在の生活だけではなくて、10年後、20年後の生活の変化をシミュレーションすることが大事なんじゃないかな。
例えば、「数年後に子供が生まれたら…」というようなことを色々と頭の中で想定しながら、本質的なくらしやすさ、コスト面などを踏まえた提案をすることがプランナーの役割だと思ってる。
ノリエ:そうですよね。例えば相談の際に「光が入るから2階にリビングをつくりたい」というお客様が多いですが、東京では数少ない庭のある家だったりした場合には、庭の景観を活かせるように1階にリビングがあるプランを提案したりね。
窓の向こうにはウッドデッキが広がり、1階でも明るいLDKに。
ゆり子:当初のプランをベースにしてお客様と話しているうちに180°違う提案をすることもあるし。
ノリエ:お客様と1回、2回あっただけではわからないことも多いですから、実際に住んでいる家を見せていただいて、様々なお話しをお聞きしていく中で、ほんとうにお客様が求めているくらしの姿が見えてくるものなんだと思う。
於保:そうした打ち合わせや現地調査の中でお客様から受けた要望を集約する時には、あらゆるプランのバリエーションを考えていますね。
打合せでお客様から質問された時に「このケースではこういう利点がありますよ」と、即座に返答できるように考え抜くこと。それが自分にとってのプランナーとしての信念かな。
お客様との打ち合わせ風景。
ゆり子:私もお客様の期待に応えられるようにプランは色々と考えてますね。
比較したほうが分かりやすい場合には、お客様の要望どおりのAプランを見ていただいてから、「Bプランだと要望を満たしつつ、プラスアルファの良さを叶えられます」といった提案をしたりね。
“より生活が豊かになる提案をしていきたい”
―お客様の希望通りにつくるほうが、仕事としてはスムーズに思えますが、あえてそうしているんですね。
於保:お客様の考えを否定するのではなく、プランナーとしてより良いアイデアをプラスしていく。というイメージだね。
ノリエ:希望通りに作ることは簡単だけど、私たちに依頼してくださった方のために
「より生活が豊かになる提案をしていきたい」
それが私にとってのプランナーとしての信念かな。
その点は於保さんもゆり子さんも含めて、スタイル工房で働くプランナーが共通して持っている想いだと思う。
要望どおりにつくるプランではなく、お客様の生活がより豊かになれる住まいづくりを目指して、考え抜いたプランを提案しているからこそ、ご提案時はもちろん、完工後、そして住んでからもお客様に喜んでいただけるお家ができるんですね。
次回はそれぞれのプランナーお気に入り事例を教えてもらいながらさらに住まいづくりのポイントについてご紹介します!