【中途入社のコーディネートプランナーに聞く】リフォーム会社との業務の違いは? 印象に残っている仕事は?
新卒入社でも、中途入社でも、新たな環境で働く際、
どのように実際に業務に入っていくかは気になる部分だと思います。
スタイル工房の営業・設計部では、案件ごとに主担当となるプランナーを中心としたチームを組み、
アドバイザーは主にお客様対応、図面作成、見積作成・修正などの業務を担当します。
リフォーム会社の設計職から、リノベーション会社であるスタイル工房へ転職した河野さんに、
「リフォーム会社との業務の違い」「アドバイザー時代の印象に残っている仕事」
「接客で工夫していること」などをお聞きしました。
コーディネートプランナー 河野
リフォーム会社での経験を活かし、2021年にアドバイザーとして中途入社。
現在はコーディネートプランナーとして、チーフプランナーと共に案件を担当しつつ、
メインで案件を任せていただく機会も増えています。
休日は、愛犬のグルーミングやお出かけをしてリフレッシュ。癒しの存在です。
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目次
- 【アドバイザー時代の印象に残っている仕事は?】事例No.809ひろびろのびのび育つ家
- リフォームに比べて、暮らしを大きく変えるリノベーションの仕事
- 【接客で工夫していることは?】お客様に安心していただけるようにフォローすること
- リノベーションへの姿勢が変わった、プランナーの言葉
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【アドバイザー時代の印象に残っている仕事は?】事例No.809 ひろびろのびのび 育つ家

スタイル工房ではじめてアドバイザーとして担当した案件が、
築40年の中古一戸建てをリノベーションした「事例No.809 ひろびろのびのび 育つ家」です。
全体のプラン作成と提案などはプランナー、日程調整やご連絡などのお客様対応はコーディネートプランナーが担当し、
アドバイザーである私は主に図面作成を担いました。前職のリフォーム会社でも図面作成は行っていましたが、
作成すべき図面が多岐にわたることがスタイル工房で働くようになって感じたギャップです。
前職では契約時の平面図だけで完結していましたが、
スタイル工房では契約後に工事がはじまる前段階で作成する着工図として、大工さん向けの詳細図が必要だったり、
図面作成で求められる幅は大きく広がりましたね。そういった図面作成においては、
チームのプランナーやコーディネートプランナーに相談しながら進めることができてよかったです。
リフォームに比べて、暮らしを大きく変えるリノベーションの仕事
老朽化した設備の交換や壁紙の張り替えなどを行うリフォームの仕事も大切ですが、
間取り変更や断熱性能の向上などをはじめ、住む人の暮らし方を大きく変えることができる
リノベーションの仕事はやりがいがあると感じています。
前職では既製品を使ったご提案が中心だったため、完成形をある程度イメージしやすい仕事でした。
一方、スタイル工房のリノベーションには決まったプランがなく、
お客様一人ひとりの暮らしに合わせて住まいをつくっていきます。
そのため、完成後の姿を細かく想像しながら進めていく点が、前職との大きな違いだと感じています。
先ほどご紹介させていただいた「事例No.809ひろびろのびのび 育つ家」では、
プランナーの魅力的なプランを受けて、私が描いた図面を元に空間や造作家具が出来上がっていき、
世界で唯一の住まいが生まれていく過程を実際に現場で見ることができたのは嬉しかったですね。
【接客で工夫していることは?】お客様に安心していただけるようにフォローすること
図面作成や見積の作成・修正といった作業に加えて、アドバイザーの重要な役割がお客様、社内スタッフ、
メーカーさんなど色々な方の窓口となることです。前職は設計職で図面を作成することがメイン業務でしたので、
お客様と接する機会が少なかったため、最初は少し不安もありました。
ショールームでの打ち合わせや工事中の打ち合わせなどは、
実際にお客様とお話できるため基本的にはスムーズに進めることができましたが、
一方で難しさを感じたのは、メールでのやり取りです。そこで、「文字だけでは伝わりにくいかもしれない」と思い、
分かりやすいように補足資料やイラストを添付したり、電話でフォローしたりするなどの工夫をするようにしていました。
住まいづくりは、お客様の人生に関わること。そうした一つ一つのやり取りやコミュニケーションを通して、
お客様に安心していただき、信頼していただくことも、窓口となるアドバイザーに求められる
大切な役割なのだと感じています。
リノベーションへの姿勢が変わった、プランナーの言葉

「いかにも“リフォームしました”という納まりではなく、
“えっ!!元々こんなだったっけ~!” と感じていただけるように考えるのが私たちの仕事」。
スタイル工房でアドバイザーとして働きはじめて1年目、チームを組んでいたプランナーにいただいた言葉です。
当時の案件ではリノベーション工事が進む中、現場での設計監理を担当していたのですが、
当時は施工の知識が浅かったこともあり、階段の手すりの納まりに関して「そんな納まりは難しくてできない」
という大工さんの言葉を真に受けて違う納まりで進めることになりました。
その後、プランナー立ち合いの社内検査で「階段の手すりの納まりが良くないから修正する」という話になり、
工事をやり直すことになってしまったのです。今思えば、デザインや機能性のことなど、
納まりひとつにおいても意味があって図面に落とし込んでいるので当たり前の修正なのですが、
経験不足と確認不足で皆さんにご迷惑をかけてしまいました。
その時にいただいたのが冒頭の言葉です。
とても腑に落ちて、リノベーションに携わる者としての考え方を教えてもらった気がしました。
一方的にミスを怒るのではなく、失敗から学んで次に活かせるように接していただいたことには今も感謝しています。








