無垢フローリングのメンテナンスについて
こんにちは。メンテナンスチームです。
私たちのチームでは、当社で行ったリノベーション箇所のアフターフォローから、それ以外のお住まいのお悩みまで、
「『安心で素敵に暮らす』を守りたい」をモットーに、日々ご相談を承っています。
本日の話題は、無垢フローリングのメンテナンスについてです。
せっかくリノベーションするなら無垢のフローリングにしたい、
というお客様はたくさんいらっしゃいます。
自然素材の美しさや心地よさ、足触りのよさなどはもちろん、
経年変化を楽しめることも無垢フローリングの魅力のひとつではないでしょうか。
スタイル工房ではご入居後数年経ってから「OB取材」と銘打って、再度取材・撮影にお伺いする事があるのですが、
やわらかい飴色に変化した無垢材を拝見するとほっこりした気持ちになります。

リノベーション後撮影した写真

15年後の写真
きれいな経年変化を楽しむために、年に1度くらいの頻度でワックスがけがおススメです。
今回のブログでは、スタイル工房がお引渡しの時におすすめしている
「オスモ ワックスアンドクリーナー」でのメンテナンス方法をご紹介します。
塗装の艶と撥水性をよみがえらせてくれます。
年末の大掃除の時に…とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、ワックスがけ中は換気が必要です。
乾燥させる必要もありますので、数時間窓を開けっぱなしにしなければなりません。
「寒い時期に窓をあけっぱなしでいるのはつらい…」という方は、寒くなる前の作業がいいかもしれませんね。
まず、最初に掃除機でゴミやほこりを取り除きます。
そのあと「オスモ ワックスアンドクリーナー」は、
原液をフローリングに1m²に小さじ2杯程度を目安に垂らし乾いた布で拭いていきます。
薄く塗り伸ばすようにしてください。
面倒だからと、いっきにLDK全部に先に撒いてしまったりするとシミになりますので
必ず少しずつ「撒いて→拭いて」を繰り返してください。
ワックスがけの際、膝が床にあたって痛い…と、
バレーボールの膝あてサポーターを買ってきた、なんて方もいらっしゃいました。笑
専用のモップを使用すれば立ったまま拭けるので楽かもしれません。
また、ワックス&クリーナーは部分的にやってもOKです。
大掃除のときなど「一気にやろう!」とすると腰が重くなってしまいますが、
ダイニングテーブルの下など、気になるところだけを塗っても大丈夫です。
※施工後の後始末も重要です。自然発火防止のため、塗料がついた雑巾は必ず水に浸してから捨ててください。
日常のお掃除は普通の掃き掃除でOK!逆に水拭きはNGです。
無垢材は水には弱ので、飲み物をこぼしてしまった時はすぐに拭いてください。
とはいっても、お子さんがいらっしゃるお家だと飲みものをこぼすなんて日常茶飯事。
時には上の写真のように「ちょっと目を離したすきに、床にマジックで落書きをしていた…!」なんて事も。
こんな時は床の表面をやすりで削って、その上からオイルを塗り直すのがいいでしょう。
数年後にはこの汚れもいい思い出になっているのではないでしょうか。
「無垢フローロングはメンテナンスが大変そう」という方もいらっしゃいますが、
家族の思い出も一緒に刻んでいく…、そんな風に床のキズやシミも楽しんでいってください。