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住む方に喜ばれる仕上げを

2023年9月26日(火)
今回、ご紹介するのはスタイル工房とのお付き合いは4年になる左官職人のHさんです。
珪藻土や漆喰、モールテックスの仕上げなどをお願いしています。


塗る素材は様々ありますが、左官職人さんたちは使用するコテを変えるだけですべて手作業であらゆる紋様が作り出し仕上げていきます。

上の写真は珪藻土。現場では下地の処理を済ませ、仕上げの作業に入っていました。
写真ではなかなか伝わりにくいのが残念ですが、ひかりの差し込み具合で陰影が生まれ、それぞれに変わる表情は、左官仕上げの大きな魅力のひとつです。


左官は全てが手作業になるため、仕上がりは自由自在。
自由度が高いだけに、お客様の仕上がりイメージを事前に十分に確認しておく必要があります。
こちらのお客様はスタイル工房のお店の壁を見て「こんな風にしたい」と引きづり仕上げがご希望でした。
まっさらの壁からコテひとつで自在に壁を仕上げていきます。




現場にお伺いしたのは連日の猛暑の日でした。
真夏の作業の場合、作業中にも珪藻土が徐々に乾いていってしまいます。
できるだけ均一な仕上がりにするため、2名で分担し一気に塗っていくそう。




仕上がりを左右するといっても過言ではない、出隅・入隅
(壁と壁の取り合い部分)は特に慎重にすすめていきます。



少し丸みを帯びている出隅も流れるような仕上げ。
出隅だと思えないほど、自然に一体化しています。


「スタイル工房の仕事は細かいオーダーが多いので(笑)、やりがいがあります。
職人は、完工後のお家を見るタイミングがなかなかないので、現場の近くを通った時に、
ちょっと最後に現場を見せてもらうことも。
やっぱり自分の仕上げた場所だけでなく、全体の住まいの雰囲気を見るのは楽しいです。
自分たちの作業の日にお客様が来られる時もあって、一緒に模様をその場で決める時もあります。
もちろん緊張もしますが、お客様に『こんなにキレイに仕上がるんだ!』と喜んでもらえるとやっぱりうれしいですね。
自分たちのやったことでお客様に喜んでもらえる、そのために日々がんばっています」と、お話いただきました。

 
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