0120-587-250営業時間:10:00〜18:00(火・水曜定休)

【女性の施工管理に聞く】リノベーション会社の施工管理はどんな仕事? 一日の流れは?

2025年06月13日(金)

建築工事の進行を管理する施工管理は、現場監督と呼ばれることもあります。工事の進行状況のチェック、工事スケジュールの管理に加えて、リノベーション会社の施工管理は、各工程において様々な業務があることも特徴です。

建築業界・リノベーション業界の施工管理は、仕事が大変なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、スタイル工房ではチーム制を採用していて女性も多く働いています。

「リノベーション会社の施工管理はどんな仕事?」
「施工管理の一日の流れは?」

美術大学出身で、新卒採用で施工管理としてスタイル工房に入社した猪瀬さんに、施工管理の仕事内容についてお聞きしました。

工事部 猪瀬
2022年にスタイル工房工事部へ新卒入社。現在はメインで担当する現場も増え、施工管理として日々奮闘中。最近、ミドリフグを買いはじめたので、水槽のお手入れが日課になっています。

――――――――――――――――
目次

――――――――――――――――

 

スタイル工房では、営業・設計部と工事部が協力しながら、リノベーションを通して「物のカタチを変え 人の気持ちを変える しあわせづくり」に取り組んでいます。

基本的に施工管理の業務は、リノベーションのプランが決定してからスタートしますが、プランナーとともに現地調査から入る場合もあります。

プランナーと打合せをしながら、工事の工程を考えることも施工管理の重要な仕事です。工事全体の計画は難しい面もあるため、1人で現場を持てるようになるまでは、チームのリーダーが作成します。

今回は、「工事現場における施工管理の仕事内容」を中心にお話させていただければと思います。

 

スタイル工房の施工管理 よくある一日の流れ

09:00 <リノベーション工事の現場Aへ>
スケジュール通りに工事が進んでいるか確認するため、社用車で現場Aへ直行。

12:00 <昼休憩>
お昼休憩では、打合せも兼ねて職人さんと一緒に食事をすることもあります。

13:00 <リノベーション工事の現場Bへ>
次の現場へ。チームでいくつかの現場を同時に担当しているため、1日に複数の現場を回ります。効率よく回るためにも、事前にそれぞれの現場の状況確認をすることが大切です。

15:00 <リノベーション工事の現場Cへ>
移動時間に打合せをしながら、本日最後の現場へ。

18:00〈オフィスに戻り、事務作業〉
社内での打合せや、オフィスでしかできない書類作成をする際には会社へ戻って作業をします。

19:00 <退社>

 

【施工管理の仕事内容】解体作業の墨出し、大工作業の墨出し

入社3年目に初めて施工管理としてメインで担当した物件を例として、施工管理の仕事内容をお話させていただきます。

 

○事例No.965 理想をカタチに!ワンストップで叶えた快適リノベ暮らし
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k140.html

 

リノベーション工事は、物件の解体からスタートします。新築とは違い、リノベーションでは建物の残す部分と撤去する部分を把握することが必要です。解体作業に入る前に、図面をもとに情報を整理し、解体業者さんに指示をします。この図面の情報を工事現場に反映させるための作業を墨出しと呼びます。

 

事例No.965はマンションのスケルトン工事でしたので、骨組みだけを残して室内全てを解体しました。その後、次の大工作業に入る前に、「間仕切りをこの場所に」「キッチンをこの位置に」といった墨出しを大工さんと一緒に行います。

この段階で、工事前に発注しておいた部材・道具などを現場に搬入します。事前準備として、工事に必要な部材・道具などを過不足なく発注しておくことは、工事をスムーズに進める上で重要なポイントです。

 

【施工管理の仕事内容】現場を回りながら確認、発注、片付け

施工管理は同時に複数のリノベーション物件を担当しますので、職人さんに工事をお任せしながら、週に何回か現場へ行って確認をします。工程の進行状況に合わせて、下地材やフローリング材、固定棚など、次の作業に必要な商材・部材を発注する作業も欠かせません。

大工作業が終わってからも、クロスを貼る作業、キッチンを設置する作業、電気工事など完工するまでには様々な工程があります。工事現場には多くの職人さんが来ますので、作業がしやすいように片付けや掃除をしておくことも施工管理の大切な役割です。

工事が終わると完工検査を行い、問題がなければお客様にお引渡しとなります。初めてメインで施工管理を担当したこともあり、完工した時は「やっと終わった!」というのが本音でした。

この事例では、物件確認とお引渡しにも立ち会わせていただいたのですが、リノベーションが完成した部屋を見たお客様には本当に喜んでいただくことができ、「がんばった甲斐があったな」と思い出深い物件です。

 

【工事で工夫したポイントは?】配線を見せないデザインを、美しく収めるために

事例No.965で特に難しかったのが、リビング・ダイニングにあるテレビを埋め込んだ壁の工事です。

テレビの配線を見せないデザインでしたので、配線を裏側に回すことを前提としながら、下から板の商材を一枚一枚貼っていく作業を行いました。天井がコンクリートむき出しの躯体現しで、配線工事や壁との取り合いを考慮する必要がある難易度の高い施工だったため、リーダーに相談しながら「どのようにして美しく収めるか」を試行錯誤し、大工さんに指示をして工事を進めていきました。

簡単な工事ではありませんでしたが、設計デザインと施工の両方にこだわるスタイル工房だからこそ実現できたリノベーションだと感じています。施工管理として工程を管理するだけではなく、時にはクリエイティブな視点を持って、ものづくりに関われることも仕事の面白さです。

  • facebook
  • instagram
  • twitter
  • pinterest
  • youtube