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【戸建リノベ】大工さんの仕事

2016年3月10日(木)
こんにちは!施工管理の保壽です。
本日は大工さんのお仕事と技術を紹介します。


鉄骨造のこちらのお宅。
2階のLDKでは、屋根裏の空間を屋根なりにあげて、天井を高くします!
こういった「勾配天井」は木造でも、鉄骨造でも大人気です。
断熱をしっかりすれば天井高さがあっても、暑かったり寒かったりはそこまで心配しなくて大丈夫。
上の写真でも、天井にカバーに包まれた断熱材が隙間なく入っています!
より冷暖房の効率を上げるには、シーリングファンをつけると良いですよ。

 ←木造の勾配天井のお宅(完成写真)

そんなおしゃれな勾配天井ですが、施工の面では普通に天井を作るよりも大変な工事になります。
なにより屋根に沿って斜めになるのでボードを貼りにくいです。
さらに、今回は天井の中に隠れていた鉄骨の梁とブレースがそこかしこに出てきています!
なので大工さんは石膏ボードを貼るのにかなりの手間を要します・・・。

 

石膏ボードも大きいままでは貼れないので、小さくしてブレースや梁をよけながら、必要な切り込みを入れてピタッとはまるように作っていきます。

 

 

鉄骨とボードのおさまり(※)の部分、アップで見ると、こうなっています。
 
ものすごく綺麗なおさまり!ボードの継ぎ目も計算して作っているのがわかりますね!
この現場に入ってくれている大工さんは特にお上手ですが、こういったところは大工さんの腕の見せ所!!!
クロスや壁材で隠れてしまう部分なのですが、このように下地となる石膏ボードが綺麗に貼れているとその上に仕上げをするクロス屋さんや左官屋さんなどの職人さんの手間が格段に減ります。

※おさまり:部材の取り合いや取り付け具合、落ち着き具合、仕上がり具合 (出典:住宅建築専門用語辞典)

ご本人曰く、「次に入る職人に、下手な大工だと思われたくないからね。」とのこと。
見えないところでも、プライドを持って作業してくれる大工さん。本当に尊敬しています!


ややこしいおさまりの天井面、まだまだたくさんあって大変ですが・・・
どうぞよろしくお願いします!
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