0120-587-250営業時間:10:00〜18:00(火・水曜定休)

Vol.11 マンションの階高と、構造のカラクリ 後編

2019年4月15日(月)
新築もいいけど、好きな街で、オリジナルの暮らしがしたいなら中古を買ってリノベーションするのがおすすめ!でも、中古物件ってどうやって探せばいいの?というギモンにお答えします。第11回目はマンションの「天井高」について解説いたします。

不動産ブログ|マンション

マンションの階高と、構造のカラクリ


土地ごとに、そこに建築できる建物の高さの上限が法律で定められています。
そのため、ぎりぎりまで階高を小さくすることで、フロア数を増やして建てられているようなマンションもあります。
フロア数を増やすことで販売できる住戸数が増えるからです。

たとえば、高さ制限が45mのマンションの場合、階高の設計によってフロア数が以下のように変わってきます。

高さ制限45m÷階高3.1m=14フロア
高さ制限45m÷階高2.9m=15フロア


階高を3.1mと余裕をもたせて設計されているマンションの場合は14階建てになります。
しかし、2.9mと階高を抑えたマンションの場合は15階建てを建てることができてしまうのです。

このような階高が低く設定されているマンションは、居室の天井高を確保するために直床、直天井構造が採用されているケースが多いため、リノベーションによって天井高を上げることはできません。


天井高で広さの感じ方が変わる

普段、天井の高さを意識することは少ないかもしれません。
しかし実は、天井高が10cm変わるだけでも、その居室にいるときの開放感は大きく変わってきます。

専有面積が広くても、天井高が低いマンションは「なんだか圧迫感があるな」と感じることがあります。
一方で、専有面積が狭くても天井高が高いマンションは、視覚的に広さ・開放感を感じることができます。

物件探しの際に「天井高」まで確認をする方は少ないかもしれません。
しかし、天井高によってマンションの快適性は大きく変わります。
インターネットサイトや不動産会社からもらう資料にも、天井高までは記載されていない場合がほとんどです。
マンションを見学する際にはぜひ、天井高も合わせてチェックするようにしましょう。

*写真はイメージです
  • facebook
  • instagram
  • twitter
  • pinterest